≪真っ赤に色づいたナナカマド≫

2013年 9月26日 

 雨が降っていなくても気温が上がらなくなりました。日中でも上着が必要なほどです。
 ナナカマド(Sorbus commixta)の果実が真っ赤になりました。木によっては紅葉し始めているのもあります。これから秋がどんどん深まる季節です。緑色一色からカラフルな秋色が楽しめますよ♪

(普及啓発員 濱本)


≪なが〜い触覚のヒゲナガカミキリ≫

2013年 9月21日 

 今日の自然ふれあい交流館は家族連れでとてもにぎわいました。
 玄関で女の子が見つけてくれた触覚のなが〜い昆虫。ヒゲナガカミキリ(Pachygrontha antennata)のおすでした。体長の2倍ほどの触覚はとても立派です。触覚の長さにもビックリしましたが、前足の毛深さにもビックリしました。何となくではなく、ちゃんと観察するとおもしろさや不思議さがアップするのですね♪

(普及啓発員 濱本)


≪背中にイボイボ「ツチガエル」≫

2013年 9月17日 

 ず〜っと雨降りが続いていましたが、今日は久しぶりの晴れの日で、気温も25度まであがりました。
 道の真ん中にカエルが1匹黄昏れていました。見ると背中にイボイボのあるツチガエル(Rana rugosa)の若い個体でした。北海道に元々いなかったツチガエルですが、野幌森林公園ではここ数年よく見られるようになりました。春には卵も見られるので、野幌生まれの若ガエルと思われます。

(普及啓発員 濱本)


≪ふれあいギャラリー「ボタニカルアート 自然とのふれあい」≫

2013年 9月14日 

 本日より、館内ふれあいギャラリーにて「ボタニカルアート 自然とのふれあい」が始まりました。さっぽろ植物画同好会 厚別教室のみなさんによる植物画展です。
 植物の細部まで丁寧に描かれており、普段何気なく見ていたお花の美しさを再確認することができました。また、秋の植物も多く展示されているので、これから散策を予定されている方には是非ともご覧いただきたいと思います。
 展示期間は9月28日(土)までとなっております。お見逃しなく〜!!

(普及啓発員 扇谷)


≪ぼこぼこしたキタコブシの果実≫

2013年 9月12日 

 毎日のように雨が降りますね。昨日は急に土砂降りが降りました。
 秋の虫たちが鳴く野幌森林公園では、木の実も目立ち始めています。
 今年は数が多く大きさもいつもの年と比べ、格段に立派な果実が見られるキタコブシ(Magnolia kobus var.borealis Sarg.)が楽しみです。まだ熟してはいませんが、低い枝では握り拳を二つ重ねたような緑のぼこぼこが見られますよ♪

(普及啓発員 濱本)


≪観察会「秋の花でにぎわう森を歩こう」≫

2013年 9月 8日 

 北海道ボランティア・レンジャー協議会と共催の観察会「秋の花でにぎわう森を歩こう」を開催しました。
 最近は雨の日が多くて心配していましたが、今日は青空がまぶしいくらいの見事な秋晴れとなり、まさに観察会日和となりました。お天気の効果もあってか、88名と大変多くの方に参加していただくことができましたよ。
 昼食を挟む約6キロの長いコースでしたが、エゾトリカブトやミゾソバなど、見ごろを迎えている秋のお花達を楽しみながら歩くことができました。
 次回の観察会は10月10日(木)「秋の森の匂いをかごう」です。ただし、集合解散は北海道開拓の村前となりますのでご注意ください。皆さんのご参加お待ちしております!

(普及啓発員 扇谷)


≪つぶらな黒い瞳にノックアウト≫

2013年 9月 6日 

 毎日降り続いている雨ですが、雨の合間に出会えた生きものがいました。
 クスサン(Saturnia japonica japonica)の雄が地面でパタパタと羽を動かしていました。羽に擦れや破れなどがないため、羽化したての個体かも知れません。
 手に取るとふさふさの長い触角と、毛の間から覗くつぶらな黒い瞳にノックアウトしてしまうほど癒されました。

(普及啓発員 濱本)


≪急に色付き始めたナナカマド≫

2013年 9月 3日 

 朝からシビシビと雨が降っています。気温も20度と高くならず、長袖がちょうど良い日でした。
 8月30日はまだまだ葉も緑色で、果実の色は一部オレンジがかっている程度だったナナカマド(Sorbus commixta Hedl.)の果実や葉が、急に色付き秋の気配が感じられます。
 昨年や一昨年と違い、北海道らしい秋を迎えています。

(普及啓発員 濱本)


≪シラカンバの果実≫

2013年 8月30日 

 昨日から朝まで降り続いた雨はおさまりましたが、ヒンヤリちょっと寒い感じのする日でした。
 ちょうど写真のようにシラカンバ(Betula platyphylla var.japonica Hara)の果実が熟し、それがパラパラとほぐれ、道や草の葉の上にたくさん落ちているのが見られます。よ〜く見ると、チョウのような形の種子と、鳥のような形をした物が見られます。森林公園を歩く時は、上も足下も楽しみがたくさんですよ♪

(普及啓発員 濱本)


≪鈴なりのコエゾゼミ抜け殻≫

2013年 8月28日 

 今日は風もあり気温も高くならず過ごしやすい日でした。
 大合唱しているコエゾゼミ(Tibicen bihamatus)の抜け殻がたくさんある場所がありました。一本の木に20個も付いている場所や、抜け殻の上に抜け殻が付いていたりしていました。写真はコエゾゼミの抜け殻が鈴なりになっているトドマツの若い木です。まるで七夕飾りかクリスマスツリーの飾りのようです。

(普及啓発員 濱本)


≪身近な動物「コウモリ」の講演会≫

2013年 8月27日 

 8/24に講演会「謎に包まれた身近な動物〜コウモリの代わりに僕がコウモリのことをお話します〜」を開催しました。講師に動物写真家の中島宏章氏をお迎えし、コウモリの面白くて謎な生態などをたくさん聞かせていただきました。謎だらけでまだコウモリ全体の7%ほどしかわかっていないそうです。中島さんが撮影したコウモリの写真はどれもとても可愛い顔や姿で、いっぺんにファンになってしまいました♪

(普及啓発員 濱本)


≪探してみようハネナガキリギリス≫

2013年 8月21日 

 今日は一時雨が降りましたが、湿度も65パーセントとそれほどあがらず、比較的過ごしやすい日でした。
 コエゾゼミに負けないぐらい元気に鳴いているのは、ハネナガキリギリス(Gampsocleis ussuriensis)です。草丈の高い所で隠れるようにして鳴いているので、なかなか姿を見ることは簡単ではありませんが、探せた時の喜びは本当に嬉しいです♪
 こちらの気配を感じると草に潜ってしまうので、焦らず急がずがポイントですよ。

(普及啓発員 濱本)


≪たわわに実っているエゾニワトコの果実≫

2013年 8月15日 

 今日もコエゾゼミの大合唱が楽しめる日です。湿度が82パーセントありますが、風が強めなので比較的過ごしやすいです。
 赤い果実を付けた木が森のあちらこちらで目立っています。このエゾニワトコ(Sambucus racemosa subsp.kamtschatica f.kamtschatica)今年は例年にないほど成りが良く、枝もだらりと下がるほどです。来年の成りはどうなるのか、今から楽しみです♪

(普及啓発員 濱本)


≪カッコイイ姿のルリボシカミキリ≫

2013年 8月14日 

 今日はコエゾゼミの大合唱で会話が聞き取りにくいほどでした。でも、雨雲が近づいてくるとピタっと一斉に鳴かなくなり、生きものの力にはいつも驚かされます。
 遠くから良く目立っていたルリボシカミキリ(Rasalia batesi)。撮影に比較的協力的で、その場でクルッと一周回ってくれました。撮影が終わったとたんにブ〜ンと飛び、これも生きものが持っている力かな?と思った日でした。

(普及啓発員 濱本)


≪トノサマバッタを捕まえたよ♪≫

2013年 8月10日 

 今日は観察会「草原の王者!トノサマバッタをさがそう!」を開拓記念館と共催で行いました。参加した多くのお友達と一緒にバッタの仲間を観察しましたよ。
 トノサマバッタやハネナガキリギリス、エゾエンマコオロギを含む15種類を捕まえることができ、みんなで違いなどを観察したあと元の場所に戻しました。
 身近な場所に草原が少なくなってきているので、子ども達の嬉しそうにたくさん捕まえている姿が印象的でした♪

(普及啓発員 濱本)


≪観察会「夏の森の観察会」≫

2013年 8月 8日 

 今日は、北海道ボランティア・レンジャー協議会と共催の観察会「夏の森の観察会」を行いました。
 参加者は班ごとに分かれ、ボランティア・レンジャーさんのお話を聞きながら、夏のお花や生きものを観察しました。途中、昼食休憩をはさむ約4キロと少し長めのコースではありましたが、参加された方達はメモをとったり写真撮影をしたりと大変熱心でしたよ。
 また、今日は湿度が高くて暑い一日でしたが、やはり夏の森の中は、いくぶんかひんやりと感じられ、自然の恩恵に感謝しながら歩くことができた観察会となりました。
 次回の観察会は9月8日(日)「秋の花でにぎわう森を歩こう」です。みなさんのご参加お待ちしております。

(普及啓発員 扇谷)


≪暑さを感じるコエゾゼミの大合唱≫

2013年 8月 7日 

 今日は30度まで気温が上がり、蒸し蒸ししています。
 ジーーーーーッと聞こえてきているのはコエゾゼミ(Tibicen bihamatus)の大合唱です。この音だけでも暑さを感じさせてくれています。あまり姿を見せてくれませんが、黒い背中に黄色い「W」の文字があるので、見つけたらぜひ見てみてくださいね♪

(普及啓発員 濱本)


≪ふれあいギャラリー「謎につつまれた身近な動物〜コウモリ〜」≫

2013年 8月 4日 

 現在、館内ふれあいギャラリーでは、動物写真家の中島宏章氏による「謎につつまれた身近な動物〜コウモリ」が開催されています。
 コウモリという名前はよく聞いたり見たりしますが、実際のところ出会うことはほとんどなく、その生態についてはあまり知らない動物なのかもしれません。今回の展示では、写真パネルとともにコウモリについて分かりやすく書かれた解説文もあり、魅力のあるかわいい生きものであることが紹介されていますよ。
 また、8月24日(土)には中島氏を講師に迎えて、もりの講演会「謎につつまれた身近な動物〜コウモリの代わりに僕がコウモリのことをお話します〜」を予定しています。現在受講者を受付中ですので、みなさまのお申込お待ちしています。
 なお、ふれあいギャラリーでの展示は8月31日(土)までとなっております。お見逃しなく〜!

(普及啓発員 扇谷)


≪ほっかむりをしたおじさん風?≫

2013年 8月 1日 

 今日は気温が27度でしたが、蒸し暑い日でした。ハネナガキリギリスの鳴き声が日ごとに増えてきています。
 森の中ではマムシグサの緑色の果実が目に付くようになりました。熟すと真っ赤になるので、遠くからでもわかるようになります。
 中の一つにほっかむりをかぶっているような姿のマムシグサ(Arisaema serratum)がありました。ちょっと愛嬌のあるおじさん風に見えました♪

(普及啓発員 濱本)


≪親子工作教室「親子でつくろう!森のモビール」≫

2013年 7月31日 

 7月27日(土)に親子工作教室「親子でつくろう!森のモビール」を開催しました。
 今回は木の実や木の板、小枝などを使用して、ゆらゆらとゆれながらバランスが取れる「モビール」づくりに挑戦しました。はじめに、何段にするか、材料はどれくらい使うかなど、イメージを膨らませてもらうためにも設計図の作成から取り組みました。
 実際につなげたり、組み立てるとどちらかに偏ってしまうのですが、ちょっと紐の位置をずらすだけでバランスが取れるので、試行錯誤を繰り返しながら、家族力を合わせて「モビール」を完成させました。
 どの家族も素敵な作品に仕上がりましたが、参加しているお子さんはもちろんのこと、それ以上に保護者の方が楽しんでいたようでしたよ!
 次回の親子工作教室は、11月23日(土)に「親子でつくろう! 森のカレンダー」を予定しています!お楽しみに〜♪

(普及啓発員 扇谷)


≪草むらのアオダイショウ≫

2013年 7月30日 

 今日は29度まで気温があがり、コエゾゼミやハネナガキリギリスがあちこちで大合唱しています。
 玄関付近で日なたぼっこしていたのはアオダイショウ(Elaphe climacophora)でした。子どもの来館が多かったため、追いかけて捕まえてみました。みんな恐る恐るさわりつつ見た目と違う感触に驚き、中には家で飼育したいという子までいました。草むらに逃げていくアオダイショウをいつまでも見送っていた姿が可愛かったです。

(普及啓発員 濱本)


≪小さな白い「L」≫

2013年 7月27日 

 土砂降りの雨が降ったり、晴れたり、急に雨が降ったりと、ころころ天気が変わる日でした。
 キバネセセリがたくさん見られた自然ふれあい交流館内では、最近エルタテハ(Nymphalis vaualbum samurai)がたくさん見られるようになりました。はねの裏側に白字で「L」が見えます。
 交流館にお越しの際はぜひ「L」の字を楽しんでみてくださいね♪

(普及啓発員 濱本)


≪毎年見られる食事風景≫

2013年 7月25日 

 今日はずっとヒンヤリした空気で、気温は20度まで上がりませんでした。雨が降ったりやんだりしており、コエゾゼミの声も聞こえません。
 夕方、食事をしていたのはカンタンの幼虫でしょうか。前日に咲いたメマツヨイグサの花びらを食べていました。毎年この時期になると咲き終わったメマツヨイグサを食べているところを見ることができます。

(普及啓発員 濱本)


≪観察会「森のゆうがた観察隊」≫

2013年 7月23日 

 7月20日(土)に第1回目の観察会「森のゆうがた観察隊」を行いました。
 夏休み期間に合わせて実施している観察会で、普段はあまり出かけることのない夕暮れどきの森でいろいろと観察したり探検したりと、いつもとは違う野幌の森を楽しんでもらおうという企画です。
 スタッフの案内もありますし他に参加される方もいますので、個人で夜の森には出かけるのは不安、勇気が出ない…と言う方におすすめです♪例年、ちいさなお子さんや小学生などの家族連れで盛り上がりますよ。もちろん大人の方のみの参加も大歓迎です!
 7月27日(土)と8月3日(土)にも開催予定ですので、是非みなさんのご参加お待ちしております!
 ※事前予約制でお子様だけでの参加はご遠慮いただいております。ご了承ください。

(普及啓発員 扇谷)


≪トノサマバッタの幼虫を越えるアリ≫

2013年 7月20日 

 草地ではヒナバッタが次々と成虫になり、一歩歩くたびにたくさんのヒナバッタが四方八方に飛んでいきます。シャカシャカと雄が足とはねをこすって出す音も聞こえますよ。
 トノサマバッタ(Eparchus yezoensis)も成虫になり、バタバタと大きな羽音を縦ながら遠くに飛んでいく姿も見られるようになりました。
 遊歩道の上にいたのはトノサマバッタの幼虫です。その上をアリがまるで石を登るかのように越えていきました♪

(普及啓発員 濱本)


≪清楚な色と香のオオウバユリ≫

2013年 7月18日 

 ここ数日夜は寒いぐらいですが、日中は過ごしやすい気温ですね。森の中ではブユがたくさんまとわりついてきますので、長袖長ズボンがお勧めです。
 咲き始めたオオウバユリ(Cardiocrinum cordatum var.glehnii)が夏の薄暗い森の中を明るくしてくれていました。遊歩道脇にもたくさん見られるので、ぜひ香を楽しんでみてください。咲き始めの花はさわやかな初恋の香がしますよ♪

(普及啓発員 濱本)


≪イモムシどこにいるかな≫

2013年 7月16日 

 今日は近隣の小学校が総合学習に来てくれました。一緒に樹木観察をしていると、なんと枝よりも太いイモムシ発見!!枝になりきっているのか、ぴくりとも動きませんでした。図鑑で調べてみるとブドウスズメの幼虫にみえます。
 子ども達と楽しい一時を過ごすことができました。

(普及啓発員 濱本)


≪もりの工作コーナー「とべ×2 紙とんぼ!」開催中〜♪≫

2013年 7月15日 

 館内特設会場では、もりの工作コーナー「とべ×2 紙とんぼ!」を開催しています。
 夏の空にはトンボが飛び交います!交流館の周辺でも様々な種類のトンボたちが元気に活動しますよ。今回はそんな「とんぼ」つながりの工作「紙とんぼ」を作ります。びゅーんと高く飛ぶ紙とんぼは、お子さんにはもちろんのこと、大人の方にも大好評ですよ♪
 9月23日(月)までの開催です。みなさんのご参加をお待ちしております!

(普及啓発員 扇谷)


≪隠れているつもりなのかな?≫

2013年 7月13日 

 エゾハルゼミの鳴き声が小さくなってきましたが、夏のセミの代表コエゾゼミが鳴き始めました。
 草原ではバッタの仲間がバッタバッタと飛び回っています。セイヨウタンポポの綿毛に隠れているのはヒナバッタ(Chorthipps brunneus)の幼虫です。すけすけで見え見えなのに、ジッと隠れている姿が微笑ましかったです。

(普及啓発員 濱本)


≪フキの葉の上にサッポロフキバッタたくさん≫

2013年 7月11日 

 曇り空ですが風がほとんど無く蒸し暑い日です。ほんのちょっと森に入っただけで蚊の集団に襲われてしまいました。
 森の縁や草原では、たくさんのバッタの仲間が見られます。良く目にするのがフキバッタの仲間です。名前の通りフキの葉をよく食べ葉脈だけにしてることもあります。
 アキタブキの葉の上にサッポロフキバッタ(Miramella sapporensis)の成虫と幼虫がいますが、たくさんすぎて数え切れません・・・
                                                                              18匹ぐらいかな??

(普及啓発員 濱本)


≪水滴を飲むコガタスズメバチ≫

2013年 7月 9日 

 お昼前後に比較的激しい雨が降り、湿度が一気に85パーセントまで上がりました。
 雨が上がり時折日が差すようになった午後、ブユが飛び交う森の入り口でコガタスズメバチ(Vespa analis)を見つけました。ちょうど葉の上の水滴を飲んでいるところでした。葉からポタリと落ちてしまいましたが、羽が濡れているせいか羽ばたかせながらよじ登ってきました。しばらく見ていましたが飛ぶところを見ることはできませんでした。

(普及啓発員 濱本)


≪ふれあいギャラリー「森のチカラ 探見日記展」開催中!≫

2013年 7月 7日 

 館内館内ふれあいギャラリーでは「森のチカラ 探見日記展」が開催中です。
 札幌市在住の久米谷氏が、野幌森林公園の四季を日記風に写真と文章で綴っている「探見日記」、約70点が展示されています。
 昨年の7月から今年の6月までの「探見日記」が展示されており、野幌森林公園の様々な表情を紹介しています。素敵な写真を見ていると、森へ出かけたくなってしまいますよ!
 7月28日(日)までの開催です。お見逃しなく〜!
※「探見」とは探検と発見を合わせた造語で、森で遊ぶという想いも込められているとのことです

(普及啓発員 扇谷)


≪毛虫2匹どこにいるかな?≫

2013年 7月 6日 

 今日の日中は28度まで気温上がり、風もなく湿度も75パーセントと高かったため、とても息苦しい日でした。
 ヤナギの木に毛虫発見!1匹かと思いきや、あちらこちらにいてビックリしました。写真には2匹写っていますが、奥の毛虫にはピントが合っていないので見えにくいかもしれません。
 よ〜く見れば、生きものはあちこちにいるのですね♪

(普及啓発員 濱本)


≪大きな大きなミヤマクワガタのオス≫

2013年 7月 4日 

 昨晩の大雨と強風がウソのようにやみ、午後からは陽射しがやわらかく届いています。
 自然ふれあい交流館の外の柱にいた黒い虫をお客様が見つけてくれました。なんと大きさ70mmほどもあるミヤマクワガタ(Lucanus maculifemoratus)のオスでした。まだ土から出たばかりのようで、頭に土を付け、背中の金色の毛はたくさん残っていました。こんなに大きなミヤマクワガタに会えるなんてラッキーでした。

(普及啓発員 濱本)


≪小宇宙のように見えたクモの巣と花≫

2013年 7月 2日 

 日中は28.5度まで気温が上がりましたが、強めの風のおかげでうだるような暑さを感じずにすみました。
 今満開なヤマブドウ(Vitis coignetiae Pulliat)の花。あまり近くで見る機会はないですが、遊歩道沿いの草の葉や土の上にたくさん落ちていました。クモの巣に花が落ちている所を見ると、まるで小宇宙のようでした。

(普及啓発員 濱本)


≪目立たないキハダの緑色の花≫

2013年 6月29日 

 朝は曇り空でしたが、青空が広がり日中の気温は21.5度になりました。
 森の中で満開な花がありました。木で高いところに咲き、緑色の花のため、あまり咲いていることに気づかれないキハダ(Phellodendron amurense Rupr.)の花です。秋には真っ黒な果実がなります。落ちている果実をかじったり匂いをかいだりしてみると・・・柑橘系の香りがします♪なんとキハダはミカン科なのでした。

(普及啓発員 濱本)


≪ナニワズの果実と黄葉しかけている葉≫

2013年 6月27日 

 昨晩から雨が続き、気温も17度までしかあがらず、エゾハルゼミの鳴き声は一度も聞くことができませんでした。
 大沢口にひっそりと緑色の実を付けている小さな木を見つけました。50cmほどにしかならないナニワズ(Daphne kamtschatica var.jezoensis Ohwi)です。夏になると葉を落とすため別名ナツボウズと呼ばれています。葉の色が黄色くなってきているので、そろそろ落ちるのかもしれませんね。実が赤く熟す頃には葉が全て落ちてしまっていますよ。

(普及啓発員 濱本)


≪今日の大沢口≫

2013年 6月25日 

 日中はエゾハルゼミの大合唱で鳥の声が聞こえないのですが、朝や夕方近くになるとパッタリ鳴きやみ、ウグイスやツツドリのさえずりが聞こえるようになります。
 定点写真を撮っている大沢口はこんな様子になりました。森の中は薄暗く、ジョウカイボンやサビキコリなどの昆虫が目に付きました。相変わらずカが多いので、防虫対策をしての散策がお勧めですよ♪

(普及啓発員 濱本)


≪バイケイソウ大群生≫

2013年 6月21日 

 今日は午後から霧雨が降り、気温は15度ほどでエゾハルゼミがほとんど鳴きませんでした。
 森の中ではバイケイソウ(Veratrumalbum subsp.oxysepalum)が満開中です。緑色の花なので、いつもの年であれば目立ちにくいのですが、今年は開花の当たり年のようで、大群生があちこちで見られています。特に大沢口周辺が見事ですので、ぜひお楽しみください♪おすすめです。

(普及啓発員 濱本)


≪威嚇中のキアシドクガの幼虫≫

2013年 6月20日 

 今日の気温は20度に届きませんでした。森の中ではカの襲撃に会いますので、長袖長ズボンなどの防虫対策をお勧めします。
 地面にたくさんの黒いものを見つけました。何かの幼虫の糞のようです。上を見ると・・・ミズキの葉の上に黄色と黒色の毛虫がたくさんいました。キアシドクガ(Ivela auripes)の幼虫のようです。近づくと頭を上下に動かして威嚇しています。小さいながら力強い動きでしたよ♪

(普及啓発員 濱本)


≪観察会「森のひ・み・つをさぐろう!」≫

2013年 6月19日 

 観察会「森のひ・み・つをさぐろう!」を6月15日(土)に行いました。6月5日は「世界環境デー」となっていて、日本でも「環境の日」と定められていることから、6月の1ヶ月間を「環境月間」として全国でも様々な行事が行われています。交流館でも、環境について考えるきっかけになるような企画を、ということで実施しています。
 今回もゲームなどを取り入れながら、環境の違う森を比較したり、そこに暮らす生きものについて調べたりしました。
 ※特別に許可を取って観察会を実施しています

(普及啓発員 扇谷)


≪目玉焼きのような配色のフランスギク≫

2013年 6月18日 

 朝は雨が強く薄暗かったのですが、日が差し明るくなると、雨音がエゾハルゼミの大合唱に替わりました。風もでており、気温も20度ほどだったため、とても過ごしやすい日でしたよ。
 自然ふれあい交流館周辺の草原では、ヨーロッパ原産のフランスギク(Chrysanthemum leucanthemum)が満開です。白色と黄色の配色がちょうど目玉焼きのように見えました。

(普及啓発員 濱本)


≪雨の中の食事≫

2013年 6月15日 

 昨晩から降り続いた雨はお昼近くにやみました。そのとたん一斉にエゾハルゼミが大合唱し始め、雨が降っていたのがウソのようです。
 草原では咲き始めたムラサキツメクサに、ニセハイイロマルハナバチが食事をしに来ていました。雨にしっとりと濡れながら甘い蜜を食べていましたよ♪

(普及啓発員 濱本)


≪涼しげなミズキの花≫

2013年 6月14日 

 雨が降ってもエゾハルゼミは、ずっと大合唱しています。
 エゾハルゼミの暑い鳴き声とは対照的に、森の中で涼しげに咲いている白い花はミズキ(Swida controversa)です。今がちょうど満開で、遠くからでも白く目立っています。他にも白い花のホオノキやシウリザクラも見頃で、遊歩道に花びらが落ちているのを見て、そこに開花している木があることに気が付きます。

(普及啓発員 濱本)


≪探してみよう!エゾハルゼミの抜け殻≫

2013年 6月12日 

 快晴でしたが、一日中風が強く過ごしやすい日でした。
 風が強くても、日が陰っていても、森の中で聞こえてくるのはエゾハルゼミ(Terpnosia nigricosta)の大合唱です。鳥のさえずりが聞こえないほどの音ですが、声のわりに姿が見られません。でも、抜け殻は草の影や木の幹などで見られますので、探してみるのも面白いですね♪

(普及啓発員 濱本)


≪観察会「森の新緑観察会」≫

2013年 6月 9日 

 北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催の観察会、「森の新緑観察会」を行いました。
 快晴という最高の観察会日和になったこともあり、90名と大変多くの方に参加いただきました!
 参加者はグループに分かれ、ボランティア・レンジャーさんの解説を聞きながら、約3`のコースを歩きました。遊歩道脇にはコンロンソウやクルマバソウなどの白い花が多く咲いており、新緑の緑に白い色が映え、とってもキレイでしたよ。
 また、エゾハルゼミの大合唱で森の中はとてもにぎやかでしたが、セミに負けじと野鳥たちも元気にさえずっていました。
 次回の観察会は8月8日(木)「夏の森の観察会」です。開拓の村前から出発しますので、ご注意ください。みなさんのご参加お待ちしております!

(普及啓発員 扇谷)


≪「野鳥写真展」開催中!≫

2013年 6月 8日 

 館内ふれあいギャラリーでは、北海道野鳥愛護会の「野鳥の写真展」を開催しています。
 愛護会会員の方々が、道内で撮影された野鳥の写真43点を展示しています。どの作品も力作ぞろいで、野鳥たちの生き生きとした姿は大変見応えがあります!
 展示期間は6月30日(日)までとなっております。お見逃しなく!
 

(普及啓発員 扇谷)


≪フキバッタの子ども達たくさん≫

2013年 6月 7日 

 今朝はモヤがかかっていて薄ら寒かったのですが、日中は28.5℃まで気温が上がり、アキタブキの葉がぐったりとしなっていました。
 開けた場所でよく見られる今日のたくさんは、フキバッタの子ども達です。フキの葉やヨモギの葉にいて、それぞれの葉を食べています。所々葉が透けているのはフキバッタが食べた跡です。近づくとパラパラピョンピョンと跳んでいきますよ♪

(普及啓発員 濱本)


≪目立ちませんがミズナラの花満開≫

2013年 6月 6日 

 今日は気温があがり始めたお昼前頃からエゾハルゼミが大合唱しています。
 木々の葉が開き見えにくいですが、ミズナラ(Quercus crispula)の花が満開になっていました。葉の根元からブラブラとぶら下がっているのがミズナラの雄花です。
 写真では雌花は見えませんが、3mmほどの花は受粉した後、少しずつ大きくなり秋になると立派なドングリが見られるようになります。

(普及啓発員 濱本)


≪薹(とう)が立ったアキタブキ≫

2013年 6月 4日 

 森の中はエゾハルゼミが大合唱しています。木々の葉も急に開き、あっという間に緑の森になりました。
 雪解けすぐに顔を出していたアキタブキ(Petasites japonicus subsp.giganteus)のフキノトウも姿を変え、雄花は枯れて見えなくまりましたが、雌花は薹(とう)が立ち綿毛の果実を付けています。遊歩道のあちこちで見られますので、じっくり観察することができますよ♪

(普及啓発員 濱本)


≪もりの工作コーナー「ふくろう笛をつくろう」開催中!≫

2013年 6月1日 

 本日より館内特設会場で、もりの工作コーナー「ふくろう笛をつくろう」が始まりました。プラスチック容器を再利用して、フクロウが鳴いているように聞こえる笛をつくります。多少細かい作業はありますが、小さなお子さんでも楽しく作ることができますよ。もちろん大人の方の参加も大歓迎です!
 完成後は、みなさん嬉しそうに笛を吹いていて、館内にいい音が響いていました♪
 6月30日(日)まで開催しています。皆さんのご参加お待ちしております。

(普及啓発員 扇谷)


≪ブロッコリーのようなヤチダモの雄花≫

2013年 5月30日 

 朝の雨はウソのように午後は青空が広がりました。
 今、森の中でひっそりと満開を迎えているのはヤチダモ(Fraxinus mandshurica var.japonica)の花です。枝にブロッコリーのようなものがたくさん付いているのが雄花です(写真)。雌花はあまり目立たないので、双眼鏡を使っても咲いているのかがよくわかりません。雌雄異株なため、今の季節ブロッコリーのような物がついていないヤチダモは雌株です。

(普及啓発員 濱本)


≪見頃を迎えているニリンソウ≫

2013年 5月28日 

 今日は日中23度まで気温が上がりました。風が強めだったため、過ごしやすい感じでしたよ。
 森の中ではブユが顔の周辺を飛び周り、ちょっと気になります。
 足下では満開を迎えているニリンソウ(Anemone flaccida)があちこちで楽しめ、遊歩道脇でたくさん見られます。しゃがんでみると二輪だけではなく、一輪から四輪まで咲いているのが見られますので、いろいろな角度でお楽しみください♪

(普及啓発員 濱本)


≪地味ですが満開中のシラカンバ≫

2013年 5月23日 

 今日は日中の気温が11度までしかあがりませんでした。雨が降ったりと薄ら寒い日です。
 黄色い毛虫のようなものが風に揺れているのは、シラカンバ(Betula platyphylla var.joponica)の雄花です。風で花粉を運んでいる最中ですで、目がかゆくなったり、鼻がムズムズしている方も多いかもしれませんね。
 雄花の上にみえる細くて短いものが雌花です。雄花も雌花も地味ですが満開ですよ♪

(普及啓発員 濱本)


≪空を見上げると、色とりどり♪≫

2013年 5月21日 

 ここ最近の気温の高さで、一気に木々が芽吹いてきました。エゾヤマザクラはようやく咲き始めで、約2週間ほど遅れています。今はキタコブシやイタヤカエデなどが見頃です。
 森の中は緑色が少しずつ増え、キタコブシが満開になっています。上を見上げると様々な色が楽しめますよ♪
 写真は左から時計回りで、アサダ、キタコブシ、カツラです。

(普及啓発員 濱本)


≪「森のギャラリー展」開催中!≫

2013年 5月18日 

 本日より、交流館の敷地内で「森のギャラリー展(野外写真展)」が始りました。
各季節に見られる動植物の写真を展示していますので、散策の参考にしていただければと思います。
全部で5か所に設置しています。是非探してみてくださいね♪

(普及啓発員 扇谷)


≪芽吹きはじめのツタウルシ≫

2013年 5月17日 

 今日は今シーズン初の20度まで気温が上がりました。
 遊歩道脇に花が少しずつ増えてきました。観察する時や撮影時には他の植物を踏まないよう気を付けてくださいね。
 近くにはツタウルシ(Rhus ambigua)も芽吹いています(写真)弱い方は近づいてもかぶれてしまいますので、さわらないよう気を付けてください。ちょうど一週間前にうっかりふれてしまったようで、私は右手と顔がかぶれ中です・・・。

(普及啓発員 濱本)


≪カラマツの雌花 花束風≫

2013年 5月14日 

 今日は久しぶりに陽が出て、暖かさが感じられました。園内のキタコブシも咲きはじめ、森が少しずつ賑やかになりそうです。
 満開のカラマツ(Larix leptolepis)ですが、小さな豆電球風の雄花と違い、雌花は小さな花束風に見えます。同じ木に雄花も雌花も咲いていますので、じっくり観察して見るのも楽しいですよ♪

(普及啓発員 濱本)


≪観察会「春のありがとう観察会」≫

2013年 5月12日 

 北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催の観察会「春のありがとう観察会」を行いました。
 この観察会は、日頃から私たちに楽しみや恵みを与えてくれる森へ感謝の気持ちを込め、年2回春と秋にゴミを拾いながら行っているもので、今回で29回目となりました。
 できるだけ広い範囲をきれいにしようと、森林と草原の2コースに分かれ、ボランティアレンジャーさんの案内のもと散策しつつゴミを拾いました。約6qと長いコースではありましたが、春の花や鳥たちのさえずりを楽しみながら歩きました。
 公園を利用される方のご協力もあり、ゴミは少なくなっていきていますが、それでも約2.3sのゴミを回収することができました。今後もみなさんに気持ちよく森を利用いただけるよう活動を続けていきたいと思っています。

(普及啓発員 扇谷)


≪カラマツの雄花 豆電球風≫

2013年 5月10日 

 私の生まれ故郷のオホーツク方面では、日中の気温が5度と寒すぎる日がまだ続いているようです。野幌森林公園ではやっと気温が10度を超え、木々の芽吹きが一気に進みました。
 入植者が防風林として植えたカラマツ(Larix leptolepis)がちょうど見頃を迎えています。雄花はまるで小さな小さな豆電球のようです(写真)。雌花は小さな小さな花束のように見えますよ♪

(普及啓発員 濱本)


≪赤く目立つカツラの木≫

2013年 5月 7日 

 園内の雪はほぼ溶けましたが、まだぬかるむところなどもあり、長靴や防水性の靴がお勧めです。
 キタコブシもエゾヤマザクラもまだ咲く気配がありませんが、気温しだいで一斉に咲くかもしれませんね。
 今、森で目を引くのは、遠くからでも梢が赤く目立っている、カツラ(Cercidiphyllm japonicum)の芽吹きです。双眼鏡で見ると花や葉が出始めているのがわかります。つぼみがふくらむ頃も赤く、今頃の季節はどこにカツラがあるかわかるほどですよ♪

(普及啓発員 濱本)


≪ミズバショウ 早いところでは見頃になりました≫

2013年 5月 2日 

 今日も寒い一日で日中は5.5度でした。おまけに風が強く寒さが一段と身にしみました。
 先月から問い合わせが増えてきたミズバショウ。サクラなどと違い、それぞれの好みにより見頃の判断が難しい花です。開花の状況は早いところで写真のように見頃ですが、ほとんどの場所ではまだつぼみが多いので、連休明けでもまだまだ楽しめそうですよ♪

(普及啓発員 濱本)


≪黄色い木の花 ナニワズ≫

2013年 4月30日 

 今日は雨が降り続け、日中の気温はなんと3.5度。寒くて吐く息が白くなるほどです。
 樹木ではケヤマハンノキとハンノキの花が終わり、今はエゾノバッコヤナギが満開です。足下で咲くナニワズの花も見頃を迎えました。黄色い花をつけた高さ40センチほどの木です。踏まないようにみてみてくださいね♪

(普及啓発員 濱本)


≪もりの工作コーナー「にょろ×2 へび」開催中!≫

2013年 4月28日 

 現在館内特設会場では、もりの工作コーナー「にょろ×2 へび」を開催しています。
 牛乳パックを利用して、今年の干支でもある「へび」のおもちゃを作ります!難しい作業はありませんので、小さいお子さんでも安心して参加できますよ♪
 5月6日(月)まで毎日開催しています!みなさんのご参加お待ちしております。

(普及啓発員 扇谷)


≪ボリュームのあるバイケイソウの芽吹き≫

2013年 4月27日 

 遊歩道の雪もほとんど溶けましたが、まだ一部に残っているところがあり、長靴までは必要ありませんが、水の浸みない靴や汚れても良いズボンなどがお勧めです。
 遊歩道脇でとても目立ってきたのはバイケイソウ(Veratrum album subsp.oxysepalum)です。美味しそうといわれる方が多いのですが、当公園では採取が出来ないことと、根は殺虫剤に使われるほどの強い毒性がある植物なので、やっぱり見て楽しむのが良いですね♪

(普及啓発員 濱本)


≪観察会「春の花を見つけよう」≫

2013年 4月26日 

 昨日、北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催の観察会「春の花を見つけよう」を行いました。
 雪解けから顔を出すフクジュソウやアキタブキなどの花や木々の芽吹きを観察したり、野鳥たちのさえずりを聞きながら、レンジャーさんの案内で約3キロのコースを歩きました。
 エゾアカガエルやエゾサンショウウオが産卵に集まってきている様子も観察することができ、貴重な体験に参加された方達も大変喜んでいましたよ。
 次回の観察会は5月12日(日)「春のありがとう観察会」です。皆様のご参加お待ちしております!

(普及啓発員 扇谷)


≪どこにいるかな コウライキジ≫

2013年 4月25日 

 遊歩道の雪もほとんど溶けました。まだ雪が残っていますので、長靴か水の浸みない靴が必要ですが、だいぶ歩きやすくなりました。
 自然ふれあい交流館付近で、久しぶりにキジの鳴き声を聞きました。目撃したスタッフの指さした方に、ゆ〜っくり静か〜に進んでみると、地面に伏せていたコウライキジ(Phasianus colchicus)の雄がいました。立ち上がるとビックリなほど目立つ模様で、遠くからでも見つけられるほどでした。

(普及啓発員 濱本)


≪アキタブキ雄花と雪≫

2013年 4月23日 

 日中は16度まで気温が上がり、エゾアカガエル(Rana pirica)の大合唱が楽しめました。
 遊歩道沿いにはアキタブキ(Petasites japonicus subsp.giganteus)の花が目立っています。採取出来ないの公園なのですが、残念なことに採られてしまった跡があちこちで見られます。
 遊歩道は一部土が見えていますが、まだまだ雪が積もっていますので、長靴での散策をお勧めします。

(普及啓発員 濱本)


≪観察会「エゾアカガエルの歌声をきこう♪」≫

2013年 4月21日 

  昨日、開拓記念館と共催の観察会「エゾアカガエルの歌声をきこう♪」を行いました。 今年の冬は雪が多かったので、エゾアカガエの産卵が遅れるのでは?と心配していましたが、18(木)に姿、初鳴き、卵を確認することができ、観察会当日にも姿や鳴き声を無事確認することができました!
 次回の開拓記念館との共催の観察会は8月10日(土)「草原の王者! トノサマバッタをさがそう!」です。みなさまのご参加お待ちしております!

(普及啓発員 扇谷)


≪散り始めたハンノキ雄花たくさん≫

2013年 4月20日 

 午前中は雨やあられが降りましたが、日中は10度まで気温が上がりました。遊歩道の雪はまだあるので、散策には長靴がお勧めです。
 雪の上に毛虫のようなものがたくさん落ちていました。花粉を飛ばし終わったハンノキ(Alnus japonica)の雄花です。まだハンノキやケヤマハンノキ(Alnus hirsuta)の木にはたくさんぶら下がっていますので、落ちてくる瞬間を目撃することが出来るかも知れませんね。

(普及啓発員 濱本)


≪今シーズン初!エゾアカガエル姿・鳴き声・卵≫

2013年 4月18日 

 日中の気温は8度までなり、今日はフリースと薄手の雨具で大丈夫なほどでした。
 昨日、ウグイスの初さえずり確認に続き、今日は自然ふれあい交流館そばの調整池で、エゾアカガエル(Rana pirica)の姿と鳴き声と卵を確認しました。今シーズン初です。
 まだ園内には多いところで約25cmの積雪がありますが、春はあちこちからやってきていますね♪

(普及啓発員 濱本)


≪遊歩道の一部が見えてきました≫

2013年 4月17日 

 今日は朝から冷たい雨が降り、とても寒い日です。と言っても真冬並みの寒さではなく、日中は5度ほどありました。
 雪はだいぶ溶けましたが、まだまだ白色の面積が多い野幌森林公園では約20センチほどの雪が積もっています。
 遊歩道の一部も見えるようになってきました。雪が溶けた所からアキタブキ(Petasites japonicus subsp.giganteus)やエゾトリカブト(Aconitum yesoense)などの姿が見え始めていますよ。

(普及啓発員 濱本)


≪ミズバショウの見頃はいつかな?≫

2013年 4月13日 

 鳥たちのさえずりで、森の中は少しにぎやかでした。キツツキのドラミングも聞こえ、耳で春を楽しめる季節です。
 園内には湿地が所々にあり、多くは雪に覆われているのですが、湿地は周りより少し雪解けが早いように見えます(写真)。湿地で多く見られるミズバショウの開花はもう少し先ですが、ゴールデンウィークが始まる頃から期間内に見頃を迎えると予想しています。当たるかな?

(普及啓発員 濱本)


≪春らしい景色「根開け」≫

2013年 4月12日 

 今朝は雪が降り、日中は冷たい風がビュービュー吹き、体感温度が低い日でした。森の中の雪はだいぶ減りましたが、まだ47センチの積雪があります。ズボズボとぬかるため、歩く時は長靴などの雪が入らない靴がお勧めです。
 春らしい景色の「根開け」が見られますよ。根開けは樹木からの熱と、輻射熱で出来るようで、春らしい景色の一つです♪

(普及啓発員 濱本)


≪歩きにくい春の遊歩道≫

2013年 4月 9日 

 週末の雨でだいぶ雪が溶けました。それでもまだ56センチの雪が積もっています。
 冬の間に踏み固められた遊歩道は、そこだけ雪が溶けにくく尾根のように小高くなっています。周りの低いところを歩くと、足がズボッとぬかります。尾根を歩くとぬからないのですが、横に滑りやすく慎重に歩いていてもズボッっといってしまいます。とても歩きにくいので、足腰に気を付けて散策してくださいね。

(普及啓発員 濱本)


≪ふれあいギャラリー「交流館の1年活動紹介展」開催中!≫

2013年 4月 7日 

 館内ふれあいギャラリーでは「交流館の1年活動紹介展」を開催しています。
 昨年1年間の活動の様子を植物の写真とともに紹介しておりますので、今後の散策に役立てていただいたり、行事に参加いただくきっかけになれば嬉しく思います。
 5月6日(月)まで開催しています。お近くに来た際には是非交流館にお立ち寄りいただき、活動紹介展をご覧いただければと思います。

(普及啓発員 扇谷)


≪ぶらぶら満開のケヤマハンノキ≫

2013年 4月 5日 

 日中は7度まで気温が上がりました。だいたい一日4〜5センチ雪解けが進んでいます。まだ白一色の冬景色ですが、満開になっているお花がありますよ♪
 とても地味なお花ですが、春一番に咲くケヤマハンノキ(Alnus hirsuta)です。枝の先に付いているのが雄花で、その根元当たりに見えるのが雌花です。今年は雄花の数がとても多く、花粉症の方には辛い季節です。同じ仲間のハンノキもまもなく咲きそうですよ。

(普及啓発員 濱本)


≪つららからポタポタ水滴≫

2013年 4月 2日 

 まだ80センチ以上の積雪がありますが、毎日確実に減っていっています。いつ頃積雪がなくなるのか、寂しいような楽しみなような複雑な思いです。
 水が滴るつららを発見しました。ちょっと変わった形のつららでした。ぽたぽたと水滴が落ちるスピードは、足早にやってくる春のようにも感じられました。

(普及啓発員 濱本)



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