≪オニグルミの木に雪の帽子≫

2009年 3月31日 

 昨晩に積もった雪が、木々の枝に乗っていてキレイです。朝は気温が2℃でしたが、太陽の位置が高いので、積もっている雪が、もう解け出しています。森の中は雨が降っている日のように、大粒の水や雪がボタボタと降ってきます。
 オニグルミ(Juglans ailanthifolia)の枝にも雪が積もっていました。太陽の光を浴びるまでは、雪の帽子が乗ったままですね♪(濱本)

≪土が見え始めた大沢口の様子≫

2009年 3月29日 

 今日は久しぶりに暖かな日でした。16時の気温で6.1℃。積雪深は草地:15cm、広葉樹植林地:36cmになりました。
 大沢口の景色も、遊歩道脇に土が見え始め、春にドンドン近づいているのが感じられます。(濱本)

≪トンネルから顔を出したエゾヤチネズミ≫

2009年 3月27日 

 今日も雪が降る寒い日でした。日中の気温は1.4℃。それでも昨夜から降り積もっていた雪は、ほとんど姿を消しているようです。
 遊歩道を歩いていると、目の端っこでササッと黒い物がちらつきました。じ〜っと待っていると、出てきました♪顔を出しているのはエゾヤチネズミ(Clethrionomys rufocanus)です。雪の下のトンネルを利用し移動しています。ここで出会えるなんてラッキー♪(濱本)

≪網目のように広がるトンネル≫

2009年 3月26日 

 青空なのに雪が舞っています。今日の積雪深は、草地:21cm、広葉樹植林地:37cmです。
 雪が解けてきたところから土や草の芽が見え始め、どんどん色が増えてきました。南向きの斜面ではフクジュソウ(Adonis ramosa)が咲いています。
 エゾヤチネズミ(Clethrionomys rufocanus)が冬の間に使っていたトンネルも、くっきりはっきり見えてきましたよ♪(濱本)

≪観察会「森の中で春をさがそう」≫

2009年 3月25日 

  3月22日(日)、北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催の観察会「森の中で春をさがそう」が行われました。当日は、冷たい風が吹くあいにくの天候でしたが、68名と大変多くの方々に参加していただきました。
  遊歩道は融けた雪に時折足がはまる状態で、参加者たちはバランスを取るのに苦労しながら歩いていましたが、それでも、膨らんできた木々の芽や、運よく姿を見せてくれた野鳥たちを観察しながら約3キロの散策を楽しみました。
 次回の北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催観察会は、4月23日(木)「春の花を見つけよう」です。みなさんのご参加お待ちしております!
※野外での観察会ですので、天候によってはまだまだ肌寒いです。防寒具をご用意くださいね。(扇谷)

≪もりの工作コーナー「小枝 DE アート」開催中!≫

2009年 3月24日 

  現在館内特設会場にて、もりの工作コーナー「小枝 DE アート」が開催中です。今回の工作は小枝を使って自由に作品を作ります。
 参加した方たちは、楽しみながらも悩みつつ、段ボールや紐を組み合わせたり、色をつけたりして作品を完成させています。
 壁掛けや、オブジェ、恐竜…などなど一つとして同じ物が出来ないほど、オリジナリテーにあふれていますよ。完成品は写真に収めて展示していますので参考にしてくださいね。
  4月5日(日)まで行っています。みなさんのご参加お待ちしております! (扇谷)

≪ハラハラドキドキの遊歩道≫

2009年 3月22日 

 今日の積雪深は草地:34cmまでになりました。木の根元は雪が解けて、根空けになっています。
 雪がくさり、春先らしい雪の状態です。遊歩道は踏み固められた1本道は堅くぬからないのですが、一歩はずれると写真のように「ずぼっ」と踏み抜いたようになります。大丈夫だったり、ずぼっとなったりするのでスリルがあります。でも、怪我には気を付けてくださいね♪(濱本)

≪エゾアカガエルの卵そっくりな「氷」≫

2009年 3月21日 

 とうとうハンノキ(Alnus japonica Steud.)の花が咲きました。去年ほど雄花の数は多くありませんが、私の鼻も反応し、目やのどのかゆみ、鼻水が出てしまいます。
 少しずつ雪も解け、遊歩道脇には土が見えるところも出てきました。水たまりに今年初のエゾアカガエル卵発見か!と思われましたが、よ〜く見ると、卵そっくりな「氷」でした。あ〜ビックリした♪(濱本)

≪ネズミのトンネルと食べ跡とウンチ≫

2009年 3月20日 

 今日は雪がずっと降り続いていました。この季節の雪は、雪かきするほどにならないので安心できます。積雪深は草地:38cmになっていました。
 木の根元の雪が解け、土が見えていました。よく見ると、ネズミのトンネルがあり、近くには食べ跡とウンチもありました。ここを利用していた跡がはっきりと観察できました。春ならではの景色です。(濱本)

≪雪・氷・水≫

2009年 3月15日 

 今日の積雪深は草地:56cmです。今年草地の80cm越えは1日しかありませんでした。
 みるみる雪が解け、遊歩道脇には水たまりができるほどです。でもまだまだ春にはなっていないようです。雪、氷、水と様々な姿をした「水」を観察することができました。(濱本)

≪ハチの巣発見≫

2009年 3月12日 

 どんなに冷たい風が吹いて気温が低くても、サラサラな雪が太陽の光でべたつくのをみると、季節は春になっているんだなぁと感じます。
 雪の上にハチの巣を発見♪この季節のハチの巣は空き家なので、ハチが出てくることはありません。こんなに精巧に作られているのに、なんとワンシーズン使い捨てなんです。(濱本)

≪今日の大沢口≫

2009年 3月 8日 

 久しぶりに快晴の森です。太陽が高くなっているので、すぐに日焼けしてしまいます。
 今日の積雪深は草地:65cm、広葉樹植林地:70cmになりました。これからは解けていく一方です。毎日どのくらい少なくなるのか、とても楽しみです。(濱本)

≪ふれあいギャラリー「もみじ台小学校4年生壁新聞展」開催中!≫

2009年 3月 7日 

 札幌市立もみじ台小学校4年生が、野幌森林公園について学んできたことを新聞にまとめた成果品展が始まりました。努力の結晶とも言える新聞は、どれも力作ぞろいですよ!
 秋には自然ふれあい交流館でも、お勉強のお手伝いをしました。もみじ台小4年生と楽しく過ごした時間が懐かしく思い出されます。
 3月31日(火)まで展示を行っています。お見逃しなく!(扇谷)

≪「人人人人」のスキー跡≫

2009年 3月 6日 

 今日は午後から大荒れの天気です。横殴りの風に、雨や雪が代わる代わる降ってきます。もしかして、春一番なのでしょうか。草地の積雪深は67cmまで減っていました。
 昨日、青空の下で撮影した、歩くスキーがスケーティングした跡です。なんとな〜く漢字の「人」に見えませんか。私のおもしろ写真リストに追加されました♪ (濱本)

≪雪と水と氷≫

2009年 3月 5日 

 今日は二十四節気の啓蟄です。まだ春の虫は出てきていませんが、ヤナギやミズバショウ(Lysichiton camtschatcense)の芽吹きなど、春らしいものが見られる季節になってきました。
 小さな沢も、雪解け水が少しずつ流れ、朝晩の冷え込みで凍っているのが観察できるのも、この季節ならではです。
 今日の積雪深は、草地:70cmでした。 (濱本)

≪親子観察会「冬の森の探検隊 IN 開拓の村」≫

2009年 3月 4日 

 3月1日(日)、親子観察会「冬の森の探検隊 IN 開拓の村」が行われました。
 開拓の村をよく知っているという方でも、なかなか行くことのできない建物の裏側や森の中など、道なき道をスノーシューをはいて散策しました。前日に雪が降ったこともあり、ユキウサギやキタキツネなど、動物の足跡をたくさん見ることができました!
 なかでも好評だったのは、森の中の角度のある崖を、さながら本物の探検隊のように登った事、そして、その崖を滑り台にして尻すべりをしたことでした。参加した子供たちは楽しそうに、何度も急な崖を登り滑り下りていました。保護者達は遠慮して?見守っているだけでしたが、本当は子供と一緒に滑って楽しみたかったかもしれませんね♪ (扇谷)

≪観察会「動物の冬のくらしを見てみよう!」≫

2009年 2月28日 

 北海道開拓記念館と共催の観察会「動物の冬のくらしを見てみよう!」が行われました。
 冬に観察出来る動物の足跡をスライドで勉強をしてから、野外に足跡を探しに出かけました。残念ながら、朝からの雪で動物たちの足跡は隠れてしまい、ほとんど見ることが出来ませんでしたが、うっすら残る足跡から、動物たちがどのように行動しているかなど想像しながら散策しました。 観察会終了間際には、エゾリスが姿を現してくれるという、嬉しいハプニングもあり、参加者はしばらくの間、愛らしいエゾリスに見とれていました。本物の動物に出会えた、大変思い出に残る観察会になりました。
 次回の開拓記念館との共催の観察会は4月18日(土)「エゾアカガエルの歌声を聴こう!」です。みなさんのご参加お待ちしております。(扇谷)

≪ユキウサギと人間の大きさ比べ≫

2009年 2月27日 

 強い日差しの照り返しで、雪焼けをしたようです。ほっぺがぽっぽと熱をもっています。
 少し開けたところにある自然ふれあい交流館の周りで、一番多く見られる足跡はユキウサギ(Lepus timidus)です。サイズは前足約5cm、後ろ足約16cmです。人間の靴約25cmと比べるとこんな感じです。足裏には毛がたくさん生えていて、1.6〜2.9kgの体重が埋まりにくい「かんじき」の役割をしていますよ。(濱本)

≪クロカワゲラの仲間、うごうご。≫

2009年 2月26日 

 今日の積雪深は草地:72cm、広葉樹植林地:83cm、針葉樹植林地:36cm、天然林:70cmです。
 辺り一面雪で真っ白で、太陽の位置も高くなったせいなのか、目を開けていられないほど、最近はとっても眩しいです。
 白い雪の上に体長15mmほどの黒い虫。うごうごと歩いているのはクロカワゲラの仲間です。この季節に成虫で活動する虫は他にもいるんですよ♪(濱本)

≪大沢口に陽の光≫

2009年 2月24日 

 朝は−5℃で、霜の結晶がキレイに枝先についていましたが、午後は0℃になり、雪玉ができるほどのベタ雪でになっていました。雪の感触で春を感じました。
 ふわふわの雪が木々の枝に積もった大沢口に、陽の光が差し込んでいます。久しぶりに白と黒以外の色が増えました。(濱本)

≪猛吹雪で真っ白な景色≫

2009年 2月21日 

 昨日から続いている暴風雪。強風で家がものすごく揺れて、夜中に目が覚めたほどです。
 今日の積雪深は、草地:69cm、広葉樹植林地:83cmでした。今シーズン初の80cm越えです。過去の最高積雪深はいつも草地でしたが、開けたところよりも林内のほうが積雪が深かったのは、やっぱり強風の影響ですね。
 降り続く雪と強風で景色は真っ白!そして昼間なのに夕方のような暗さ!(濱本)

≪雪宿り中のアカゲラ≫

2009年 2月20日 

 朝から降り続く雪は、時折風に吹かれて斜めに降りてきます。今日の積雪深は、草地:69cmです。過去7年間で最大積雪深が遅かったのは2005年3月1日の140cmでした(2月20日で130cmありましたが・・・)。
 アカゲラ(Dendrocopos major)が自然ふれあい交流館の壁につかまって、雪宿りをしているようでした。今日はつつかれませんでしたが、以前、壁をガンガンとされてしまいました。(濱本)

≪どこもかしこも真っ白け≫

2009年 2月17日 

 今朝から降り続いている雪は量が多く、時折あられになったり、ぼたん雪になったり、細かくなったりしながらドサドサ降ってきます。積雪深は、草地:68cm、天然林55cmになりました。でもまだまだ平年の約90cmには届いていません。
 肌の白いシラカンバは、降り続ける雪と積もっている雪で、目立たないほど辺り一面真っ白になっています。(濱本)

≪観察会「冬の森の観察会」≫

2009年 2月17日 

 観察会「冬の森の観察会」を2月15日(日)に行いました。北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催の観察会です。
 当日は、雪が降るあいにくの天気でしたが、58名と多くの方々に参加していただくことができました。
 今年は雪が少なく、気温も高い日が多かったこともあって、2月なのに遊歩道はズボズボと足がはまり、歩きにくくなっていていましたが、野鳥、動物の足跡や食痕、冬芽などを観察をしながら、冬ならではの森を満喫しました。
 次回の観察会は3月22日(日)「森の中で春をさがそう」です。
皆様のご参加お待ちしております。 扇谷)

≪トッピングのようなキツツキの食事跡≫

2009年 2月14日 

 昨夜からの雨で、積雪深もとうとう草地:58cm、天然林:48cmになってしまいました。森は霧で真っ白になっています。遊歩道はズブズブで、春先の雪を思わせるぬかり具合でした。
 白い雪の上にたくさんの木くず。キツツキが食事した跡は、まるでホイップクリームの上にトッピングされたスプレーチョコのようです。森の中もバレンタインデーなのでしょうか。(濱本)

≪エゾリスの冬毛と雪≫

2009年 2月10日 

 毎朝の雪かきで脇腹あたりが引き締まった気がします。それにしても年中蓄え続ける体がちょっと恨めしく感じます。
 動物たちも体に蓄えたり、隠したり、冬毛になったりと、冬を乗り切るためにいろいろしています。
 冬毛でふさふさのエゾリス(Sciurus vulgaris)に雪が積もっていました。雪は毛の先に乗ったままで、地肌のほうには雪が入り込まないようになっているようです。冬毛!さすがです。(濱本)

≪子供レンジャー「森林公園たんてい団」の雪まつり≫

2009年 2月 8日 

 今朝は吹雪で視界20〜30mほど。と思ったら、雪もやみきれいな青空に。そしてまたホワイトアウト。
 どんな天気でも子供達にはパラダイスのようです。ごうごう雪が降り続ける中、今日はみんなで雪まつりをしました。大きな滑り台を作ったり、宝物探しをしたりと元気いっぱいです。休憩時間も遊びっぱなし。でも大人の私たちは、一息つく時間ももらえず激疲れでヘトヘトになってしまいました。(濱本)

≪ふっかふかの森をかんじきで歩く≫

2009年 2月 7日 

 今日の積雪深は、草地:63cm、天然林:51cmでした。ふっかふかの雪がたくさん積もりました。
 枝にもたくさん雪が積もり、青空の気持ちいい森をドイツ大使と歩きました。スノーシューをはいてふかふかの遊歩道を歩き、カラ類の群れやユキウサギの食痕などを熱心に観察されていました。自分たちの歩いた跡を指し、証拠を残したと笑顔で語ってくれたのが印象的です。また、台風で倒れたことに心を痛めておられました。(濱本)

≪ふれあいギャラリー「標津町ポー川史跡自然公園 ボランティア活動報告展」開催中!≫

2009年 2月 6日 

 館内ふれあいギャラリーにて2月1日より、自然ウオッチングセンター「標津町ポー川史跡自然公園 ボランティア活動報告展」が始まりました。
 道東の標津町にある、ポー川史跡自然公園で、20年も前から自然ウオッチングセンターが行っている自然ガイド活動の様子が報告されています。 展示から、充実した活動の様子が伝わってきますし、実際に触ることのできる標本があったりと、見ごたえのある内容になっていますよ。 展示期間は2月28日(土)までとなっています。お見逃しなく! (扇谷)
≪観察会 冬の森のかんじきウォーク≫

2009年 2月 5日 

 今日は水分の多い雪が降る中、参加者の皆さんと往復約2kmの道を、かんじきをはいて森を楽しみました。降り積もった雪に少し隠れていましたが、ユキウサギ(Lepus timidus)、キタキツネ(Vulpes vulpes)などの足跡を観察することができました。野幌森林公園で確認されているキツツキ6種類のうち、アリスイとクマゲラを除く、コゲラ(Dendrocopos kizuki)、アカゲラ(Dendrocopos major)、オオアカゲラ(Dendrocopos leucotos)、ヤマゲラ(Picts canus)を確認でき盛り上がりましたよ。(濱本)

≪現場には・・・ドバトと思われる羽≫

2009年 2月 3日 

 久しぶりにふんわりした雪が積もりました。今日の積雪深は、草地:52cm、天然林:43cmでした。まだ例年の半分ほどです。
 遊歩道脇にドバトと思われる鳥の羽発見!散乱している羽の周りにはキタキツネの足跡が無数についています。凍っている血や足跡の様子から見ると、今朝と思われます。目にする機会は多くはありませんが、森の中には多くのこのような現場があるのですね。(濱本)

≪1月なのに根空け!≫

2009年 1月31日 

 今朝、がちがちのかた雪の中、森の中を歩いてきました。空気はぴりっと冷えていますが、景色は少し春めいています。
 遊歩道から見える斜面は、木の根元周辺から雪が解けている「根空け」になっています。いつもなら3月中旬ぐらいから見られる景色です。1月にこんなに春らしくなってしまっていますが、この先、ガッツリとした冬景色が見られるのでしょうか。(濱本)

≪エゾリスの食事は、なまら早業≫

2009年 1月30日 

 昨夜の雨でまた解けましたね。今日の積雪深は、草地:45cm、天然林:37cmでした。
 カラマツ(Larix leptolepis Gordon)の下にたっくさんの松ぼっくりのかけらが落ちていました。見上げると居ました居ました♪食事中のエゾリス(Sciurus vulgaris)です。全身を伸ばして松ぼっくりを手に取ると、一心不乱に食べ始めます。口にしてから、ぽいっと手を離すまでの時間は、約1分10秒でした♪(濱本)

≪一面のキャンパスに筆が走る≫

2009年 1月28日 

 今日の積雪深は、草地:49cmでした。過去7年間の調査結果を見ると、この時期の平均は約80cm。比べると少なめではありますが、2007年2月1日には50cmを切っている日があり、2月13日にその年の最高積雪109cmを記録しています。今年はどれくらい積もるか楽しみです。
 瑞穂の池へ下見に行きました。真っ白になった池に筆を走らせたような、木々の影がきれいに映っていました。(濱本)

≪札幌市立厚別東小学校6年生野鳥観察学習≫

2009年 1月27日 

 今日は自然ふれあい交流館に、札幌市立厚別東小学校6年生70名のお友達が野鳥観察のために来館してくれました。なんと、森の中を1時間かけて歩いてきてくれたのでした。
 館内の望遠鏡コーナーから、餌台にやってくる鳥たち、今日はカラ類の野鳥達をじっくり観察する事ができました。ヒヨドリが来た時は歓声がるなど、(静かに…)盛り上がりました。 児童たちは先生から配られた野鳥チェックシートに、野鳥の名前や、何を食べていたかなど、詳しく記入していて、上手に鳥の絵も描いている子もいました。 移動に時間がかかってしまったため、観察時間は短かくなってしまいましたが、間直に野鳥を観察出来てとても充実した時間になりました。 (扇谷)

≪散乱している宝物≫

2009年 1月24日 

 昨日ザーザーと雨が降りました。しかも強風付きで。1月の雨でビックリしました。今日の気温は指先かじかむ−6℃です。森の中は「かた雪」になっていて、まるで3月のようです。
 強い風が森を抜けたあとは、うきうきしながら森へ宝物探しに出かけます。枝や木の実、鳥の巣なんかが拾えるかも知れません。今日拾えた宝物は、イタヤカエデ(Acer mono Maxim)の太めの枝でした♪(濱本)

≪豪快に証拠を残す♪≫

2009年 1月22日 

 今朝は-7℃と低く、クリスマスツリーのような霜の結晶が、たっくさん雪の上に散らばっていました。
 日中はベタ雪になるほど気温が上がり、朝見た結晶はひとかけらも残っていません。でも、人跡が見つかりました。雪の上に寝っ転がった大の字です。コーカサス地方から研修に来ていた方達に、実演して見せたところ、一人がジャンバーを脱いで豪快にダイブ!野幌森林公園に来た証拠をおなかを出しながら残してくれました。(濱本)

≪真っ白けの自然ふれあい交流館≫

2009年 1月20日 

 昨日から降り続くべちゃべちゃ雪。重た〜い雪を除雪するのは大変ですね。
 今日の積雪深は草地:75cm、天然林:55cmでした。雪が重たいせいか思ったより増えていないのが残念でした。二十四節気「大寒」なのに・・・。
 森も自然ふれあい交流館も、積もった雪や降り続いている雪で、どこもかしこも真っ白です。(濱本)

≪ユキウサギの進行方向は?≫

2009年 1月18日 

 今日の積雪深は、草地:52cm、天然林:44cmです。
 午前中の観察&スライド会では、エゾリス(Sciurus vulgaris)やユキウサギ(Lepus timidus)、キタキツネ(Vulpes vulpes)の足跡がたくさん見られました。足跡から動物の進む方向を、クイズをしながら観察し盛り上がりました。
 夕方、矢印付きのユキウサギ足跡を見つけました。もしかしたら観察会に参加した方が、帰り際にユキウサギの進行方向を記したのかも知れませんね♪(濱本)

≪不思議な上向きつらら≫

2009年 1月17日 

 今朝は歩くスキーで森の中を通って出勤しました。自分が出しているスキーの音が大きくて、景色の音が聞こえてきません。所々で立ち止まると、キツツキが餌を探している音や、ゴジュウカラ(Sitta europaea)が木の幹を歩いている音が聞こえてきます。冬の森は動物たちの音を聞くのにとても良い季節です。
 こんな情景を発見しました。枝にぶら下がるはずのつららが、なんと上向きに!しかもあちらこちらで!不思議だなぁ〜(濱本)

≪エゾリス走る止まる走る止まる・・・≫

2009年 1月13日 

 今日の積雪深は草地:54cm、天然林:46cmです。風がないので一昨日に降った雪が、枝にたっぷりとのっています。
 「まゆだま」のようになった木々の下を走ってきたのはエゾリス(Sciurus vulgaris)でした。全速力で走っては止まり、走っては止まりを繰り返しています。あたりを常に確認しながら、いつ何時狙われるかわかない恐怖に怯えているようにも見えました。(濱本)

≪子供レンジャー活動日≫

2009年 1月12日 

 今朝は-9℃でした。市街地(-5℃)よりも野幌森林公園は気温が低いようです。
 昨日は子供レンジャーの活動がありました。雪の重さや温度を測ったり、雪の中に寝っ転がったり、かんじきをはいて競争したりと大盛り上がりでした。
 自分たちで作った手作り望遠鏡で、積雪深の調査もしました。真剣なまなざしの頼もしいレンジャーです♪(濱本)

≪親子観察会「冬の森の探検隊」≫

2009年 1月 11日 

 1月10日(土)に親子観察会「冬の森の探検隊」が行われ、4組13名の親子の方たちに参加していただきました。
 この日は朝から雪が降っていましたが、観察会の時間帯だけ雪がやんでくれるという、奇跡的な天候でした! 室内で動物の足跡クイズや動物食べ物かるたなどをしてから、スノーシューを履いて森に出かけました。本物の動物の足跡を観察したり、ゲームをしたりと盛りだくさんの内容で、冬の森を親子で楽しみました。 はじめてのスノーシューに戸惑っていた子供も、最後にはすっかり慣れて、すいすい歩いて行くので、大人たちはついていくのがやっとでしたよ。
 次回の親子観察会は3月1日(日)「冬の森の探検隊 IN 開拓の村」です。冬の開拓の村をスノーシューを履いて探検します。普段は入れないような場所へも行きますので、開拓の村によく行くという方にもお勧めです。
 受付は2月1日(日)からです。詳しくはHP案内などでご確認ください。 皆さんのご参加お待ちしております!(扇谷)

≪約1cmのツリー型霜≫

2009年 1月 9日 

 今朝は寒かったですね。−8℃でした。でも、もっと寒い地域の方に怒られてしまうかも知れませんね。
 除雪機が通った場所に草が見えていました。なんと大きな霜がびっしりと付いています!約1cmほどの霜は、すべてツリーの形をしていて、とても感動しました。お昼には解けてしまっていたので、一時の芸術品を堪能することができたことに感謝感謝♪(濱本)

≪ふれあいギャラリー「キノコ写真展 森林公園のキノコたち」開催中!≫

2009年 1月 8日 

 館内ふれあいギャラリーにてキノコ研究家、大山壽一氏による「キノコ写真展 森林公園のキノコたち」が開催されています。
 野幌森林公園で確認された、様々なキノコを紹介しています。
 出来るだけ多くのキノコたちを紹介したいとのことで、前半の1月6日(火)〜18日(日)、と後半の1月20日(火)〜1月1月31日(土)で展示内容が入れ替わります。前半後半合わせてご覧いただければと思います。
 ※写真の入れ替え作業は、1月18日(日)の午後に行います。  (扇谷)

≪ふわふわ雪≫

2009年 1月 6日 

  なかなか積もらなかった雪も、ようやくこれだけ積もりました。今日の積雪深は、草地:52cm、広葉樹植林地:52cm、針葉樹植林地:17cm、天然林:44cmです。
 朝から降り続いている雪はふわふわで、とっても結晶がきれいな雪です。見つめすぎると自分の吐く息で解けてしまいますが、いつまで見ていても飽きない素敵な結晶でした。 (写真:今朝の大沢口)(濱本)

≪もりの工作コーナー「おえかきコースター」開催中!≫

2009年1月4日 

 館内特設会場では、もりの工作コーナー「おえかきコースター」が行われています。
 輪切りになっている木に好きな絵を描けば素敵なコースターの出来上がり!難しい作業は無いので小さなお子さんにもお勧めですよ。
 2月22日(日)まで開催しています。皆さんの参加をお待ちしております。 (扇谷)

≪雪どっさり≫

2008年12月27日 

 昨日から引き続き吹雪き模様です。除雪した跡も隠れるくらい吹きだまりがすごいところもあります。
 傘を雪に突き刺すと、こんなに沈みました。もちろん大人用の傘です。
 雪がどっさりと積もることは、年に数回しかないので、できる限り楽しみや驚きを見つけるようにがんばりますが、やっぱり除雪のことなどが頭をよぎり、すぐに現実に引き戻されてしまいます・・・。(濱本)

≪「ウイークリー赤れんが」放送時間変更のご案内≫

2008年12月27日 

 12月21日にお伝えした「ウイークリー赤れんが」の放送時間の変更や、番組お休みの情報が届きましたのでご案内します。
  ◇1月3日(土)  ・HTB 6:00〜6:03   ・TVh 16:25〜16:28
  ◇1月4日(日)  ・HBC 16:54〜16:57
  ◇1月5日(月)  ・STV 11:46〜11:49
   ※uhbは番組がお休みとの事です。(扇谷)

≪一気に冬景色≫

2008年12月26日 

 昨晩からの吹雪で雪がどっさり。早朝除雪をしていると、ピカッ!ごろごろろ。雪が降る中の雷は、初体験で感動でした。
 今日の積雪深は膝下まである42cm。ラッセルしないで歩くスキーやかんじきをはいて調査しに行けば良かったと後悔しました。
 一時だけ現れた陽の光に照らされた大沢口です。北風だったようで、木の幹半分だけに雪がくっついています。(濱本)

≪ホワイトクリスマス。でも・・・≫

2008年12月25日 

 かろうじてホワイトクリスマスになりましたが、積雪深は広葉樹で6cm、針葉樹では0cmと少なすぎです。おまけに夕方から雨が降っているので、さらに少なくなってしまいますね。
 お昼頃の大沢口の様子です(写真)。ササも立ち上がったままで、雪の下から砂利も見え、12月下旬とは思えない景色になっています。 (濱本)

≪遅い根雪日更新中≫

2008年12月23日 

 何とかホワイトクリスマスを迎えることができそうです。積雪深は草地7cm、天然林5cmでした。
 今日は、愛知県の劇団シンデレラのみなさんと森を歩きました。雪を蹴飛ばしたり雪玉作ったりと、本当に楽しそうでした。道産子の私から見ると日常で当たり前なことでも大はしゃぎ。水たまりの氷をずっと大切に抱えていた小学1年生の姿が印象的でした。(濱本)

≪「ウィークリー赤れんが」≫

2008年12月21日 

 北海道広報番組「ウィークリー赤れんが」で、自然ふれあい交流館が紹介されることになり、12月14日(日)に撮影が行われました。 この日は森林公園たんてい団(もりたん)の活動日と重なっていて、この様子も撮影されました。いつもはにぎやかな団員たちも、カメラが回っている時は緊張のためか、とても静かでしたよ。
 放送日時は各局で異なります。
 ◇1月3日(土) ・HTB 6:00〜6:05 ・TVh 6:55〜7:00 ・HBC 16:55〜17:00
 ◇1月4日(日) ・uhb 17:15〜17:20     ◇1月5日(月) ・STV 11:46〜11:52
 ※なお、テレビ局の都合により放送時間が変更される場合があります。ご了承ください。 (扇谷)
≪遅い根雪日更新中≫

2008年12月20日 

 朝、べちゃべちゃ雪でしたが4cmほど積もっていました。せっかく積もった雪も、暖かさと雨ですっかり解けてしまい、朝の除雪時に積んだ雪がかろうじて残っている程度です。
 今日も積雪0cm。遊歩道脇にはシャーベット状の雪に、雨が降りクレーターのようにボコボコした跡が残っていました。木の影が水に映り、気温が低くなっていないことを伝えてくれています。  (濱本)
≪遅い根雪日更新中≫

2008年12月18日 

 気温が高い日が続きますね。またまた積雪0cmになってしまいました。さらに午後からしっかりとした雨が降り、かろうじて残っている雪もすべて水になりました。
 2002年から野幌森林公園の積雪深を調べていますが、今まで一番根雪が遅かった2002年12月11日を更新してしまいました。週間予報を見ても、どっかりと積もる気配はありません・・・。もしかしたら雪のないクリスマスを迎えるかも!?  (濱本)
≪さらさら、のち、ベタ雪≫

2008年12月16日 

 今日の積雪深は10cmです。朝はサラサラだった雪も、お昼にはベタ雪に変わっていました。まるで春先の雪解けの頃のようです。すれ違うお客さんとも「今日は暖かいですねぇ」と交わすほどでした。
 大沢口の様子もなんだか春っぽく感じます。例年でしたら20〜40cm積もっている12月中旬。やっぱりドキドキします。 (濱本)
≪さらさら雪≫

2008年12月14日 

 久しぶりに冷え込みましたね。朝、電光掲示板には「-7℃」の文字。どおりでほっぺが痛いはずです。
 森の中には9pの雪が積もっていますが、気温が低いため、さらっさらのパウダー雪です。蹴飛ばすと粉のように飛び、雪玉も作れないほどです。
 12月中旬なのに、これしか積もっていない雪・・・。いつ頃ドカッと降るのかドキドキします。《写真:草地定点写真》  (濱本)
≪もりの工作コーナー「松ぼっくりのクリスマスツリーづくり」開催中!≫

2008年12月13日 

 本日より館内特設会場にて、もりの工作コーナー「松ぼっくりのクリスマスツリーづくり」が始まりました!
 木の土台に固定された松ぼっくりをツリーに見立てて、ビーズやスパンコールなどで飾ります。最後の仕上げにリボンをつけたり、綿の雪を降らせば本物のクリスマスツリーにも負けていませんよ〜!
 12月23日(火・祝)まで開催しています。皆さんのご参加をお待ちしております!
 ※平日の月曜日はお休みしていますのでご注意ください。 (扇谷)
≪ふれあいギャラリー「森林公園たんてい団``もりたん''〜トンボ大調査展〜」開催中!≫

2008年12月 6日 

 館内ふれあいギャラリーにて「森林公園たんてい団``もりたん''〜トンボ大調査展〜」が開催されています。
 子供レンジャー「森林公園たんてい団」の活動で、交流館周辺の2か所を6〜10月の毎月1回、トンボの捕獲調査を行いました。
 この調査結果をもとに、団員たちが作ったグラフや活動の様子の写真とともに展示しています。
 月ごとに変化するトンボの種類や、調査場所との比較など興味深いですよ。ぜひご覧ください!!
 12月28日(日)まで開催しています。お見逃しなく〜!(扇谷)
≪大沢口の水たまり≫

2008年12月 5日 

 昨晩から降り続いている雨が、野幌森林公園の雪も解かしています。
 積雪深を調べている4カ所中、かろうじて1cmあった広葉樹植林地の雪も、今日は0cmになっていました。
 大沢口の定点写真で12月に水たまりが写っているのは、なんと初めてのことですよ! (濱本)
≪ゆらゆらヤママユガの繭≫

2008年12月 3日 

 14cm積もっていた自然ふれあい交流館周辺の雪は、今日は1cmです。多いところでも4cmまで解けてしまいました。
 積雪深調査の帰り道にお宝発見!!何度も通っている道なのに、葉っぱが付いているときには見つけられなかったもの。ヤママユガ(Antheraea yamamai)の繭です。ミズナラの枝先でゆらゆら揺れている繭には、成虫になって出た跡の穴が見えました。 (濱本)
≪雲のような形の氷≫

2008年11月26日 

 とても天気が良く、シジュウカラ(Parus major)やゴジュウカラ(Sitta europaea)、キバシリ(Certhia familiaris)などが餌を探す様子をじっくりと観察することができました。
 今日の積雪深は草地で9cmです。遊歩道の雪は踏み固められ、少しテカテカになっている程度です。水たまりの一部には薄氷が張っていて、まるで雲のような形で「秋&冬」を演出していました。 (濱本)
≪木々も遊歩道も真っ白≫

2008年11月23日 

 今日は重たいべた雪が積もっていました。木々の枝も雪の重みで、遊歩道をふさぐように垂れ下がっています。
 除雪は大変でしたが、空には晴れ間が見えてきていて、とてもきれいな景色の森を楽しむことができました。
 今日の草地の積雪深は18cmで、昨日から比べると13cmも増えていましたよ。 (濱本)
≪朝の大沢口≫

2008年11月20日 

 とうとう積もりました。11月4日に初雪を確認してから3度目の雪です。
 待ちに待った積雪深調査の季節がやってきました!今日の積雪深は、草地:13cm、広葉樹植林地:13cm、針葉樹植林地:2cm、天然林:11cmでした。
 朝は3人ぐらいの足跡しかありませんでしたが、午後には太い踏み分け道と、歩くスキーの跡がついていました。 (濱本)
≪もりの工作コーナー「ミニデコイづくり」開催中!≫

2008年11月18日 

 11月15日(土)より、もりの工作コーナー「ミニデコイづくり」が始まりました!紙粘土で鳥のキーホルダーを作ります。
 本物の鳥のように色づけしてもいいですし、自分の想像の鳥を誕生させても大丈夫。また、かわいくデフォルメしても楽しいかもしれません♪ ぜひ世界に一つだけのあなたのキーホルダーを作ってみませんか。
 11月30日(日)まで開館中は毎日開催しています。(平日の月曜日はお休みです。)
 皆様の参加をお待ちしております! (扇谷)
≪自分たちで操作し観察しました♪≫

2008年11月16日 

 朝方はザンザン降りの大雨でしたが、午前中にピタリとやみました。
 今日は子どもレンジャー「森林公園たんてい団」の活動日です。2,3人の班に別れ、望遠鏡を持って探偵しに行きました。
 ハンノキ(Alnus japonica)の実を食べに来ていたマヒワ(Carduelis spinus)の群れを、自分たちでピントも合わせ、じっくりと観察することができ大興奮です。雄雌の違いや食べている様子までバッチリ見えましたよ♪ (濱本)
≪不思議な国の入り口?≫

2008年11月15日 

 早朝、森全体が霧に包まれていました。雲が出ていなかったので、朝の光が霧を乳白色に染めていました。
 写真は大沢口の定点写真です。遊歩道の奥が、霧で全然見えません。まるで不思議な国へ続く入り口のように見えます。この後20分ほどで霧は晴れてしまいました。 (濱本)
≪一面に広がる迫力のある雲≫

2008年11月14日 

 暖かい日が続いていますね。今晩から少し崩れていくと天気予報で見ました。
 もしかしたら、この迫力のある雲は天気が崩れる前兆なのでしょうか。自然ふれあい交流館上空に広がった雲は、青色と赤色と黄色に染まっていました。
 「その日その時その瞬間」の一場面に出会えることができ大感謝です。 (濱本)
≪観察会「秋のありがとう観察会」≫

2008年11月12日 

 11月9日(日)、「秋のありがとう観察会」が北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催で行われました。この観察会は毎年、春と秋の年2回、森への日頃の感謝の気持ちを込め、ゴミ拾いをしているもので、今回で20回目を迎えました。
 当日は秋の冷たい雨が時折降る中、森林と草原の2コースに分かれ歩きました。
 今回、両コースから回収できたゴミは412.5gと少なく、ゴミを拾う気満々で参加された方には拍子ぬけだったかもしれません。でも、森のことを思えばとても喜ばしい結果でした。
 今後は、ゴミ拾い以外にも森に還元できるような内容で観察会を計画していきたいと思っています。
 今後も皆様の参加をお待ちしております。 (扇谷)

≪妖精のような虫たち≫

2008年11月11日 

 朝、霜が降りていました。落ち葉もササも草のたねも白くなっています。
 それほどの寒い朝にもかかわらず、虫たちが飛び回っていました。上下左右にゆっくりと揺れながら、まるで妖精が飛んでいるかのようです。
 そんな虫たちに、寒い朝でも元気だそう!と励まされている感じがしました。(濱本)

≪今朝の大沢口の様子≫

2008年11月 8日 

 野幌森林公園は、市街地よりもほんの少し雪が多く積もっています。朝の積雪深は1cmでした。日中もぱらぱらと雪が降りましたが積もりませんでした。
 ミズナラ、クリ(Castanea crenata)、ハンノキ(Alnus hirsuta var.sibirica)、カラマツは、まだ半分以上の葉が残っており、強風で鳥のように上空を舞っていました。
 今朝の大沢口の様子です。遊歩道の両脇に雪が見え、そろそろやってくる冬に緊張&わくわくします。(濱本)

≪うんちは語る≫

2008年11月 7日 

 午後から急に冷えてきました。ぱらぱらと雪が降り、風もついてきています。
 そんな寒さにも負けず、森の動物たちは元気です。遊歩道上にキタキツネ(Vulpes vulpes)のうんちを発見しました。それも6個!2個はサルナシ(コクワ)100%、3個はネズミ100%、1個は両方入っていました(写真)。よ〜く見ると、ネズミの歯も見えます。木の実やネズミを食べて、ここを通ったんだなぁとしみじみしました。(濱本)

≪ふれあいギャラリー作品展「折り紙と紙工作の昆虫たち」開催中です≫

2008年11月 5日 

 館内ふれあいギャラリーでは折り紙や紙工作で作られた昆虫たちの作品展を開催中です。札幌市在住の苅谷氏が一つひとつ心をこめて、丁寧に作りあげた昆虫たちです。
 パネルいっぱいに飾られた作品を見ていると、冬支度を始めている森に昆虫たちが帰ってきてくれたようで嬉しい気持になりました。
 11月30日(日)まで開催しています。お見逃しなく〜!(扇谷)

≪大沢口の様子≫

2008年11月 4日 

 今日は初雪が降りました。雪雲が切れ切れになっているのか、晴と曇と雪がかわりばんこにやってきました。
 落葉した木が多い中、まだまだたくさんの葉をつけている木もあります。ミズナラ(Quercus crispula)もその一つで、真っ黄色な葉っぱが冷たい風に揺れていました。いつまで残っているか観察したいですね。(濱本)

≪大沢口の様子≫

2008年11月 2日 

 今日の雨はとても冷たい雨でした。
 森の中の木々のほとんどが葉を落としました。まだ色づいている木が、森をカラフルにしてくれています。
 定点写真を撮影している大沢口様子はこんな感じです。茶色の中に黄色や赤が目立っています。残っている葉がいつ頃落ちてしまうのか。少し寂しい気がします。(濱本)

≪晩秋の百年記念塔≫

2008年10月31日 

 出ていたお日様もあっという間に雲の中に隠れてしまいました。食べ物探しに忙しい鳥たちの群れに何度か取り囲まれ、にぎやかなひとときを過ごすことができました。
 野幌森林公園の草地コースの一つ、ふれあいコースでは、百年記念塔がとてもきれいに見えます。ススキやアワダチソウなどで白っぽくなった景色の向こうには、どっしりとした百年記念塔がりりしく立っていました。(濱本)

≪光り輝く落ち葉≫

2008年10月26日 

 気温が一段と低くなりました。濃い青色の雲がすごい早さで流されています。
 時折差し込む陽の光が、葉を落とした木々の間を抜けて、地面まで届いていました。真っ赤に紅葉したハウチワカエデ(Acer japonicum)の葉は、まるでステンドグラスのようでした。落ち葉が輝いた、ほんの一瞬の出来事でした。(濱本)

≪エゾマイマイ恋の季節≫

2008年10月24日 

 今日は嵐のような強風で、葉っぱが天高くまで吹き飛ばされてしまっています。森の中では多少弱く感じられますが、ゴウゴウとうなりをあげて木々を揺らしています。
 生殖口がふくれている2匹のエゾマイマイ(Ezohelix grainesi)に出会いました。恋の季節をむかえているようです。お互いに体を寄せ合ったり、見つめ合ったり(?)しています。移動能力の低いカタツムリは雌雄同体で、お互いに精子を送り込み、それぞれ卵を産み落とします。(濱本)

≪観察会「秋の森の匂いをかごう!」≫

2008年10月22日 

 10月19日(日)観察会「秋の森の匂いをかごう!」が北海道ボランティアレンジャー協議会との共催で行われました。
 今回はお昼を挟んで、約6キロの長いコースを歩く観察会でしたが、お天気に恵まれたこともあって、幼児5名(!)を含む95名もの参加者で賑わいました。 参加者たちは、ボランティアレンジャーさんのお話しを熱心に聞きながらも、紅葉が見頃を迎えていた秋の野幌森林公園を満喫していました。
 次回は11月9日(日)「秋のありがとう観察会」です。日頃の森への感謝の気持ちを込め、ゴミを拾いながら観察会を行います。皆様のご参加お待ちしております!
※ゴミ袋や、軍手、お持ちであれば火ばさみなどお忘れなく。(扇谷)

≪歯形だらけのベニテングタケ≫

2008年10月21日 

 暖かな日が続いていますね。今晩はオリオン座流星群を観察予定なので、あまり厚着をしなくても良いかもしれません。
 猛毒のベニテングタケ(Amanita muscarina)がにょきにょきと生えていました。傘の上に歯形を発見!!人間ではなさそうです。器用に傘の端から端まで削り取った跡が見えます。どうやらエゾリス(Sciurus vulgaris)が食べた跡のようです。同じ哺乳類ですが、リスのお腹は大丈夫なのか、とても心配です。(濱本)

≪見返り坂の紅葉≫

2008年10月18日 

 突然の雨に濡れながら、明日の観察会の下見をしました。
 野幌森林公園の紅葉はピークを過ぎたように見えましたが、場所によっては今がちょうど良く見える場所もあり、それぞれの表情をした紅葉を楽しむことができます。
 紅葉がきれいな場所の一つで、見返り坂と呼ばれている場所の写真です。中央のカツラ(Cercidiphyllum japonicum Sieb.)の木は葉をすべて落としていますが、他の木は緑や赤の葉がきれいに見えていますよ。(濱本)

≪ムラサキツメクサの六つ葉でロート状の葉≫

2008年10月17日 

 今朝はがっちりと霜が降りていて、とっても寒い日でした。きれいな日の出とともに少しずつ氷から水蒸気に変わっていきました。
 ふと視界の端っこに四つ葉が入ってきました。幸せゲット!と思いきや、五つ葉でちょっとがっかり。その横にはなんと六つ葉が!しかも、その内の二枚の葉はロート状になっ ていてビックリ。この場所だけでムラサキツメクサ(Trifolium pratense)の四〜六つ葉が11本見つかりました。なにか良いことありそうです♪(濱本)

≪紅葉は日当たりの良いところから♪≫

2008年10月16日 

 朝は濃い霧が立ちこめていましたが、日中は快晴でした。
 落ち葉を踏む音が大きくなっている森の中ですが、まだまだ紅葉も楽しめますよ。
 アカイタヤ(Acer mono var.mayrii)の葉が緑色から赤色に色づいています。よく見ると、枝の先の方から赤くなってきています。日当たりの良いところから紅葉するようです。紅葉を全体的に見るのも、一点に絞って見てみるのも、それぞれ味があって良いですね♪(濱本)

≪水たまりの紅葉≫

2008年10月14日 

 渡りの準備をしているアオジ(Enberiza spodocephala)やホオジロ(Enberiza cioides)があちこちで見られました。暖かかったせいか久しぶりにハネナガキリギリス(Gampsocleis ussuriensis)の鳴き声が聞けました。
 木の葉もだいぶ落ち、遊歩道にはたくさんの落ち葉が降り積もっています。水たまりの落ち葉はピカピカしていて、とてもきれいに見えます。周りの木々が水たまりにシルエットとなって映っているのも素敵でした。(濱本)

≪絵の具?信号機?≫

2008年10月13日 

 今日は10月とは思えないほど、本当に暖かな一日でした。
 色づいている木々の葉も、見る角度によってはきれいさや、おもしろ具合が違ってきます。
 偶然見上げたその場所には、ナナカマド(Sorbus commixta)の赤色とヤマグワ(Morus australis)の黄色が隣り合わせになっていて、さらに青空まで見ることができました。パレットに絵の具を出したようにも、信号機のようにも見える配色でした。(濱本)

≪キラキラ光る森の紅葉≫

2008年10月12日 

 森の中は多くの色であふれ、すっかり秋色になりました。
 日の光を浴びて、木々の色づいた葉がピカピカしています。葉の裏側からのぞくと、まるで万華鏡を見ているような感じがします。
 ハウチワカエデ(Acer japonicum)の紅葉も、風がそよぐたびにキラキラと光り、今の季節だけ楽しめる自然の演出を満喫することができました。(濱本)

≪観察会「木の実の不思議を探ろう!」≫

2008年10月12日 

 10月11日(土)に北海道開拓記念館と共催の観察会「木の実の不思議を探ろう!」が行われました。
 観察会直前に雨が降り、開催が危ぶまれましたが、開始時間にはすっかり雨はあがり、絶好の観察会日和となりました。
 最初に室内でどのような種類の木の実があるのか、木の実が遠くに運ばれていくための知恵などについてのお話しを聞いた後、実際に木の実、そして草の実を探しに森へ出かけました。 なかでも子供達に大人気だっのは「ひっつき虫」と呼ばれる体にくっついて運ばれる種たちでした。「ひっつき虫センサー」と呼ばれる白い布を使って、いろんな種類のひっつき虫をじっくり見たり触ったりした事で、木の実の不思議を体験から学ぶことができたのではないでしょうか。
 次回の開拓記念館との共催の観察会は2月28日(土)「動物の冬のくらしを見てみよう!」です!是非ご参加くださいね〜!(扇谷)

≪カラフルな橋≫

2008年10月11日 

 雨が降ったりやんだりでしたが、気温が高くとても過ごしやすい一日でした。
 夕方に大きな大きな虹が見えました。いつもは欠けているのですが、 今日は端から端まで見えました♪まるでカラフルな大きな橋が空に架かっているかのようです。さらに驚いたのが、一部三重になっているところもあり、薄いけ どなんと四重になっているところもあって、お客様と一緒に大感激&大興奮しました。なにか良いことがありそうです♪(濱本)

≪ツタウルシ真っ赤っか≫

2008年10月 8日 

 秋晴れで気持ちがいい日でした。そろそろ紅葉の季節。野幌森林公園では10月中〜下旬が紅葉の見頃です。
 今日は6kmコースを歩きました。色 づいた葉が太陽に照らされて、キラキラ眩しいほどです。落葉している木も青々している木もありますが、今、森の中で一番目立っているのは、ツタウルシ(Rhus ambigua Lavallee)の 真っ赤な葉です。燃え上がるような情熱の赤♪きれいですが、かぶれることもあるので気を付けてくださいね。(濱本)

≪森での出会いを独り占め♪≫

2008年10月 5日 

 今日で3日連続3時起きです。鳥類調査のお手伝いに参加したためです。
 4:30の森は、まだ真っ暗でとっても静かです。木のシルエットがうっすら見える中、フクロウ(Strix uralensis)がふわりと飛んできました。ゆっくり明るくなってきた頃には木々を伝ってエゾリス(Sciurus vulgaris)が。
 じ〜っと動かずにいると、私も自然の一部になれたのでしょうか。朝霧の立ちこめる森で、素敵な出会いを独り占めすることができました。(濱本)

≪ふれあいギャラリー「森の仲間たち」≫

2008年10月 3日 

 10月1日(水)より館内ふれあいギャラリーにて「森の仲間たち」が始まりました。
 余市町を拠点に製作活動を行っている東谷あけみさんの作品展です。自然の素材を利用してリースや置物、絵画などにみごとに変身させています!可愛らしくて思わず微笑んでしまう作品たちばかりですよ。
 10月31日(金)まで開催しています。お見逃しなく〜! (扇谷)

≪緑色から黄色へ≫

2008年10月 2日 

 風は冷たいですが、お日様が出ているので暖かい気がします。
 色づき始めたカツラ(Cercidiphyllum japonicum Sieb.)の葉に光が透けて見えます。葉は緑色から黄色に変わっている最中で、まるで万華鏡のようです。足下に落ちている落ち葉からは、甘い匂いが漂ってきていて、目と鼻から楽しむことができました♪(濱本)

≪すごいどしゃ降りです≫

2008年10月 1日 

 冷たい大きな雨です。時々雷も鳴り、久しぶりの荒れたお天気に出会った気がします。
 あたりが白く見えるほどのどしゃ降りで、あっという間に水たまりが大きくなりました。「これぐらいの雨なら、頭や体が洗えるね」と会話が出るほどです。
 この雨で、また一歩秋が深まるのでしょうね♪(濱本)


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