≪少しだけ秋色になりました≫

2010年 9月30日 

 今日は一日中快晴でした。風も穏やかで、森を歩くには最高の日。
 離農跡地を通るふれあいコースから、百年記念塔が見える場所があります。まだ紅葉を楽しむには早いですが、ススキの穂が秋色を演出しています。
 草原からはハネナガキリギリスやカンタンが大合唱をしていました♪

(濱本)

≪木々や草がザワザワと大揺れしています≫

2010年 9月28日 

久しぶりの大荒れの天気。朝は霧雨だったので、油断していました。
 木々や草も大きく揺れ、海の波の様にうねっています。テラスに出ただけでも、びしょ濡れになってしまいました。
 このような天気の中、森の生き物たちはどのような場所で、どのように過ごしているのでしょうね。

(濱本)

≪観察会「どんぐりコロコロ…木の実の冒険をたどろう!」≫

2010年 9月25日 

 9月25日(土)に開拓記念館との共催の観察会「どんぐりコロコロ…木の実の冒険をたどろう!」を行いました。
 参加者は、木の実や草の実がどのように運ばれるか、また運んでもらうため、植物たちには様々な戦略があることなどのお話を聞いたあと、実際に木の実や草の実を探しに野外にでかけました。
 参加してくれたお子さんはたちは、どんぐりなどの木の実を見つけると目を輝かせながら、我先にと飛びつくように拾い集めていました。
 ほとんどの参加者が袋いっぱいに木の実や草の実を集めることができて、みなさんの満足げな表情からも楽しんでもらえたのではないかと思います。※木の実草の実は観察会終了後、森に戻しました。
 次回の開拓記念館との共催の観察会は2月19日(土)「野ネズミのあしあとをたどろう!」です。お楽しみに〜!

(扇谷)

≪セイタカアワダチソウの黄色い絨毯≫

2010年 9月25日 

 朝の気温は9.4度。フリースを着ていても寒いです。
 野幌森林公園の離農跡地では、黄色い絨毯が楽しめます。オオアワダチソウ(Solidago gigantea var.leiophylla)が終わった草原を、セイタカアワダチソウ(Solidago altissima)が黄色に染めています。花が終わったら綿毛になり、今度は白い絨毯になりますよ♪

(濱本)

≪にょきにょき準備中のミズバショウ≫

2010年 9月24日 

 今朝は小雨が降っていましたが、日中は秋晴れでさわやかな日でした。
 秋分の日が過ぎ、日一日と冬に季節が向かっています。そんな中、来春の準備をしている植物発見!地面から緑色がニョキニョキ出ているのはミズバショウ(Lysichiton camtschatcense)の芽です。このまま冬を越し、春になって雪が融けたらすぐに芽吹けるようにしているんですね♪

(濱本)

≪マダラカマドウマみっけ♪≫

2010年 9月22日 

 今日は日中でも18.5度までしか上がりませんでした。数日前と比べるとかなり低く、とても寒く感じます。
 朝から秋の虫たちの寂しげな鳴き声が聞こえ、耳からも寒さを感じられる気がします。足下に枯れ草に紛れていたマダラカマドウマ(Diestrammena japonica)の姿を見つけました。寒さのためかジッとしています。
 景色に溶け込んでいる生き物を見つけた時は、飛び上がってしまうほど嬉しいです♪

(濱本)

≪狙いを定めて、パクッ≫

2010年 9月20日 

 午後にサーっと雨が降りました。一雨ごとに気温が低くなってきています。
 森で見つけた小さな小さなクモ。落ち葉の上をピョンピョン跳ねながら 移動していました。網を張らずに虫を捕まえるハエトリグモの仲間のようです。私が観察している最中、目の前を通過したハエにパッと飛びつきパクッと捕らえました。くわえながら自慢げに私の方を見上げたその瞳に、ドキッとしました。

(濱本)

≪後ろ羽根にビックリ仰天!≫

2010年 9月18日 

 6〜7月に道路などでも多く見かけた黒色の毛虫。結構なスピードで横断している所を見た方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 今の季節は成虫が見られ、白と黒の羽のガです。ちょっと突いてみると、パッと赤色に黒の斑点の後ろ羽根が見えビックリしました。図鑑で調べてみると「ヒトリガ(Aractia caji phaeosoma)」でした。派手目の色は外敵に対する警告のようです。

(濱本)

≪青空のような青い花≫

2010年 9月16日 

 真っ青な空に、午後は絵筆で描いたような白色の雲が出てきました。
 森の中では青空のような青い花が見られますよ。猛毒で有名なエゾトリカブト(Aconitum yesoense)は、名前は知っているけど花は見たことがないとおっしゃる方が多い花です。
 以前、乳母車をおしているお母さんが手に持っていました。採取できない場所なのもありますが、もし赤ちゃんに持たせ、口に入れてしまったら・・・。思わず奪い取ってしまいました。

(濱本)

≪観察会「秋の花でにぎわう森を歩こう」≫

2010年 9月15日 

 9月12日(日)に北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催の観察会「秋の花でにぎわう森を歩こう」が行われました。
 当日はさわやかな青空が広がる秋晴れで、まさに観察会日和となりました。そのおかげもあってか、79名と大変多くの方に参加いただくことができました。
 参加者はボランティアレンジャーさんの解説を受けながら、遊歩道沿いに咲く秋の花を観察しました。また、花以外にも草木の実が多く見られ、秋の訪れを実感できる観察会でもありました。
 次回の観察会は10月14日(木)「秋の森の匂いをかごう」です。集合場所は開拓の村となっています、ご注意ください。そして、昼食のご準備もお忘れなく〜!

(扇谷)

≪白いブラシのようなサラシナショウマ≫

2010年 9月14日 

 秋の空ですが、今日も気温が25.5度、湿度64%とまるで夏のようでしたね。
 森の中では、涼しい感じのする白い花が咲いています。花がたくさん集まってブラシのような形をした「サラシナショウマ(Cimicifuga simplex)」です。場所によってはガガンボの仲間がたくさん蜜を吸いに来ていますよ♪

(濱本)

≪コウモリが飛んでいる様に見えるかな≫

2010年 9月12日 

 今朝は朝露がびっしりと草を濡らしていましたが、日中は快晴で気持ちの良い秋晴れ。午後の気温は25度とぽかぽか陽気でした。
 森の中ではコウモリが飛んでいるような形の葉が見つかります。その名もミミコウモリ(Cacalia auriculata var.kamtschatica)。白い花が終わると白い綿毛を飛ばします。ぜひ、コウモリのような葉を探してみてくださいね♪

(濱本)

≪釣り鐘の形のツルニンジン≫

2010年 9月11日 

 朝と夜はひんやりした空気ですが、日中はまだまだ暑いですね。
 森の中では夏から秋にかけて見られる花が楽しめますよ♪別名ジイソブ(おじいさんのそばかす)と呼ばれている、ツルニンジン(Codonopsis lanceolata)がこっちを向いていました。
 釣り鐘の形をした花は、長さ3〜4cmほど。色々な角度から観察してみると、新しい発見があるかも知れませんよ♪

(濱本)

≪キツリフネ・黄釣舟≫

2010年 9月 9日 

 朝から秋晴れです。気温も高すぎることなく、とっても気持ちの良い日でした。
 森の中では、黄色いお花に出会えますよ。舟のような形をした黄色い花がぶら下がっているので「キツリフネ(Impatiens noli-tangere)」という和名があります。漢字で書くと「黄釣舟」。先人が付けた名前には、いつもセンスと観察力を感じます。
 私も少しでも近づけるよう、センスと観察力を磨き続けますよ〜♪

(濱本)

≪もりの工作コーナー「まき×2どんぐり」開催中〜!≫

2010年 9月 8日 

 館内の特設会場では、もりの工作コーナー「まき×2 どんぐり」を開催中です。
 細長い紙をまきまきまき…して、「どんぐり」の形をしたストラップを作ります。作業は地味で根気が必要となりますが、完成品は本物のどんぐりかと思うような仕上がりで、まきまき作業の苦労も報われます!
 10月31日(日)までの開催です。皆さんのご参加お待ちしております! 

(扇谷)

≪小さなアマガエルの旅立ち≫

2010年 9月 7日 

 今日の夕方の気温は20.5度でした。涼しくなりましたね。
 自然ふれあい交流館そばの小さな湿地帯では、大きさ1cmほどの小さな小さなカエルがあちらこちらで見られます。オタマジャクシからカエルに変身し、旅立ち始めたアマガエル(Hyla arborea)です。数年で大人になり、大きさ4cmほどになります。無事に大人になれるのはどれくらいの数なんでしょうね。

(濱本)

≪夜のハネナガキリギリス雌≫

2010年 9月 5日 

 自然ふれあい交流館の周りでたくさん鳴いているのはハネナガキリギリス(Gampsocleis ussuriensis)の雄です。雌は鳴かないため、音を頼りに捕まえるキリギリス捕りでは、ほとんど捕まえることができません。さらに、キリギリスは草丈の高いところが好きなので、姿を見つけることはかなり難しくなります。
 夜、たまたまハネナガキリギリスの雌を見つけることができました。道路の真ん中で前足をなめて掃除をしている肝っ玉でした♪

(濱本)

≪ピカピカと光るケチヂミザサ≫

2010年 9月 4日 

 今日は湿度が低く北海道らしい暑さでした。この暑さを待っていました♪
 森の中では、高さ約20cmほどのケチヂミザサ(写真)が、ピカピカと 光っていました。ケチヂミザサのタネはネバネバの物質で、人や動物にくっついて運ばれます。ズボンにくっつくとベタベタするのでやっかいですが、角度を変えてみるとピカピカときれいな姿を見せてくれます♪

(濱本)

≪木漏れ日に浮かび上がる秋色≫

2010年 9月 2日 

 連日の30度越えですが、みなさん体調崩されていませんか。
 こんな暑さですが、遊歩道には秋色に染まった落ち葉が所々で見られました。ハリギリ(Kalopanax pictus)は黄色の落ち葉、シウリザクラ(Prunus ssiori)の葉は赤色の落ち葉です。
 ちょうど木漏れ日がシウリザクラの落ち葉にのりました。写真では真夏のような気温は伝えられませんが、秋色はお伝えすることができそうです♪

(濱本)

≪ミゾソバの群生≫

2010年 9月 1日 

 今日も日中の気温が30度を超えました。一時土砂降りにあたってしまいましたが、森の様子を楽しむことができました。
 遊歩道脇に見られる、涼を感じる白っぽい花は「ミゾソバ(Persicaria thunbergii)」です。数年前は、遊歩道沿いにもっとたくさん群生が見られたのですが、今年の異常な暑さのせいなのか、年々少なくなっているのか、理由はわかりませんが、今後もじっくりと観察していきたいと思います。

(濱本)

≪顔まで赤いナツアカネ≫

2010年 8月29日 

 今日は気温が30度まで上がりました。本当に暑いですね。
 太陽ギラギラの中、全身真っ赤なトンボ発見!ナツアカネ(Sympetrum darwinianum)の雄です。顔まで赤くなっています。でも、1ヶ月ほど前に見た時はまだ黄色だったんですよ♪少しずつ移り変わる季節。生き物の色でも感じることができます。

(濱本)

≪今日の大沢口≫

2010年 8月27日 

 日中の気温27度、湿度44%でした。
 明日は七十二候の「天地はじめて粛し」で、ようやく暑さが鎮まるという意味だそうです。でも、まだ暑い日が続きそうな予感。
 そんな暑い日でも、森の中は薄暗くなるほど木々の葉が生い茂り、日陰になっているので涼しいですよ。まだまだ蚊の勢力はありますが、ぜひ涼しさを体感してみませんか♪

(濱本)

≪かくれんぼ名人のカンタン≫

2010年 8月25日 

 今日は曇でしたが、気温と湿度が高く、ちょっぴりバテ気味です。
 草原でチョンギースと鳴いているのはハネナガキリギリス、ルルルルルルルと鳴いているのはカンタン(Oecanthus longicaudus)です。カンタンは夕方や夜によく鳴いています。葉っぱの色とそっくりで、隠れるように留まっているので、見つけにくいのですが、チャレンジしてみても面白いですよ♪

(濱本)

≪エゾスジグロシロチョウの雄は酸っぱい?!≫

2010年 8月20日 

 今日も高い気温でしたが、風が強かったため体感温度は低めでした。
 満開になっているヨツバヒヨドリの花に、白色のチョウが蜜を吸いに来ています。エゾスジグロシロチョウ(Pieris napi nesis)です。雄はレモンのような酸っぱい香りがするんですよ♪姿も香りも楽しんでみてくださいね♪

(濱本)

≪空中静止で食事中≫

2010年 8月17日 

 今日は久しぶりに湿度65%と、いつもの北海道に戻ったようなカラリとした空気でした。
 草丈が高い所でバッタの仲間を捜していたところ、ガガイモの花に向かって虫が目の前を飛んでいきました。なんと、ものすごい早さで羽ばたき、空中で静止しながら蜜を吸っています。ホバリングしているこの虫は、スズメガの仲間。捕まえて観察してみると一部羽が透けていて、またまたビックリ♪

(濱本)

≪星のように見えるアマチャヅルの花≫

2010年 8月15日 

 昨日の暑さとはうってかわって、肌寒く雨が降っています。気温は21度までしか上がりませんでした。
 葉の陰でひっそり咲いているのはアマチャヅル(Gynostemma pentaphyllum)です。星の形のこの花は、ツル状に花が集まっているので、まるで夜空の星のようです。ピークは過ぎてしまいましたが、ペルセウス座流星群が観察できる季節です。雲がはれたら夜の空を楽しむのも良いですよ♪

(濱本)

≪ハネナガキリギリスを見つけたよ♪≫

2010年 8月14日 

 今日はバッタの観察会がありました。日中の気温は29.5度。汗だくだくになりながら捕まえたり、逃げられたり。みんなで16種類のバッタの仲間が見つけられました。
 草の中で盛んに鳴いているのはハネナガキリギリス(Gampsocleis ussuriensis)です。隠れる名人なので見つけるのが大変です。音のする方向をよ〜く探すと・・・いましたよ♪姿を確認できた時の喜びは最高です♪

(濱本)

≪クマイザサに「七」の文字が!≫

2010年 8月12日 

 昨日から降り続いていた雨は、午後二時頃にやみました。草原に出ると、お腹をすかせた蚊の大群に囲まれ、服の上から刺されまくってしまいました。
 クマイザサ(Sasa senanensis f.senanensis)は漢字で書くと「九枚笹」。葉を数えてもあまり九枚のものは見つけられず、七枚ぐらいが多いです。虫食い跡が面白い葉がありました。よ〜くみると「七」の文字に見えました。蚊にたくさん刺されてしまいましたが、心和む一場面でした♪

(濱本)

≪ジリジリ太陽光でも、この姿勢で大丈夫♪≫

2010年 8月10日 

 日中の気温29度。快晴で太陽の光がジリジリと肌に届きます。
 自然ふれあい交流館の周りでは、たくさんのトンボが飛び交っています。アキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボ、オツネントンボ、アオイトトンボの5種類が見られました。
 腹を垂直に持ち上げているナツアカネ(Sympetrum darwinianum)がいました。太陽光があたる面積を少しでも小さくしているようです。トンボも暑いのですね♪

(濱本)

≪パンパンになっているクマイザサの果実≫

2010年 8月 7日 

 蒸し暑いですね。日中は31.5度を記録しました。午後からは土砂降りの雨が断続的に降っています。
 今日は立秋です。秋らしい物を探してみました。クマイザサ(Sasa senanensis f.senanensis)の果実がパンパンに実っています。一粒ほおばると、粉っぽさの中に甘みが含まれていました。集めるのは大変ですが、パンを作ってもおいしいかも知れません。でも、動物たちの大切な食料なので見て楽しむだけにします♪

(濱本)

≪観察会「夏の森の観察会」≫

2010年 8月 6日 

 8月5日(木)に「夏の森の観察会」を行いました。今回は、北海道ボランティア・レンジャー協議会、そして厚別区にも協力をいただいての開催となりました。
 当日は、午前中から気温が大変高く、とても夏らしい暑い日となりましたが、それでも54名と多くの方に参加いただきました。
 日の当たる所はむわっとするような熱気でしたが、それでも森の中に入るといくぶんひんやりと涼しく感じられました。参加者も、涼しい夏の森を散策しながら、夏の花や活発に活動している生きものたちの観察を楽しみました。
 大変暑い日でしたので、熱中症などで具合が悪くなる方が出てしまうのでは?と心配ではありましたが、参加者の皆さんはもちろん、スタッフも全員無事に帰ってくることができました。
 次回の観察会は9月12日(日)「秋の花でにぎわう森を歩こう」です。お昼を挟む観察会になっておりますので、昼食の準備をお忘れなく!皆さんのご参加お待ちしております。

(扇谷)

≪食事処ノリウツギ亭≫

2010年 8月 5日 

 お昼の気温31度。風も吹かず、湿度も高くとても息苦しいです。
 森の中ではノリウツギ(Hydrangea paniculata)の花が満開になっていました。チョウやハナカミキリなど、他にもたくさんの虫たちが集まっています。その中で、弾丸のようにビュンビュン飛び回るスズメバチが数匹。蜜が目当てと思いきや、なんと花に集まってきている虫を捕獲しています。まるで食事処ノリウツギ亭です♪

(濱本)

≪クスサン幼虫のウンチ≫

2010年 8月 3日 

 先週の天気がウソのようです。今日は気温は高いですが、カラッとしています。
 クリの木の下にたくさんの土の塊が見えました。しゃがんで観察すると、なんとクスサン(Saturnia japonica japonica)幼虫のウンチでした。表面はつぶつぶしていてトウキビのよう。そして断面はまるで花びらを開いたお花のようです。私のコレクション「ウンチBOX」の仲間入りになりました♪

(濱本)

≪南国風を思わせるニガキの芽吹き≫

2010年 8月 1日 

 今日はザンザン降りの雨の中、子どもレンジャーのみんなとトンボ調査をしました。ズボンも長靴もベチョベチョです。
 ふと目をやると、雨で濡れたニガキ(Picrasma quassioides)の芽吹きが、沖縄などの暖かい地で見られるようなシダに見えました。通常春に芽吹くのに、この季節に芽吹いて大丈夫なのか心配になりますが、きれいな芽吹きを観察できて、ちょっぴり嬉しい気持ちにもなりました。

(濱本)

≪もりの工作コーナー「ぴょん×2 バッタ」開催中!≫

2010年 7月30日 

 館内では、もりの工作コーナー「ぴょん×2 バッタ」を開催しています。牛乳パックと輪ゴムを使って、ぴょんと飛び跳ねるばバッタのおもちゃを作ります。難しい作業はありませんので、小さなお子さんにぴったりですし、大人の方も楽しめますよ♪ご家族で参加してみてはいかかでしょうか?完成した「ぴょん×2 バッタ」でジャンプ力を競うと盛り上がりますよ〜!
 8月29日(日)まで毎日行っています(開館時間内)。ただし、平日の月曜日はお休みしていますので、ご注意ください。

(扇谷)

≪シナノキの花の白いじゅうたん≫

2010年 7月29日 

 今日は一日中ザーザーと雨が降っています。湿度も85%で、体中じっとりです。
 森のあちこちで遊歩道が白くなっているところがありました。よく見ると花粉を飛ばし終えたシナノキ(Tilia japonica)の花で、足の踏み場もないほどたくさん落ちています。普段気にしていなくても、ここにもシナノキがあったんだと足下から気付くことができました。草の上に落ちた花は、まるでブローチのよう♪

(濱本)

≪観察会「森のゆうがた観察隊」はいかがですか≫

2010年 7月28日 

 湿度が高く、時々ザァーっとスコールのような雨が降る日が続いていますね。
 野幌森林公園では年々少なくなってきていますが、駐車場や空き地の脇で見られる「メマツヨイグサ(Oenothera biennis)」は、夕方から夜にかけて咲きます。夜、レモンイエロー色に目立っているので見つけてみても良いですね。
 自然ふれあい交流館ではこの花の咲く瞬間を観察できますよ。あっという間に咲くので目が離せません♪

(濱本)

≪ドロバチの巣その後≫

2010年 7月25日 

 今日は一日中快晴でした。風はほとんどなく、気温は27度です。
 自然ふれあい交流館のテラスで巣作りをしていたドロバチの仲間(20日に紹介)。その後どうなったでしょうか。
 土で作られた筒状の巣は、なんと全面土で蓋がされていました。きっとこの中で幼虫がすくすく育っているのでは?と想像をふくらましています。成虫になって出てくるのはいつでしょうか。楽しみです♪

(濱本)

≪森のロウソク?ニガキの冬芽≫

2010年 7月22日 

 昨日からの続いている強い風で、森の木々は大きく揺れています。
 自然ふれあい交流館の近くには、高さ10cmから10mほどのニガキがぽつぽつと見られます。手の届くところに葉があるので、高校生と樹木判定を行いました。葉の根元には、小さな赤い物がついていて、ロウソクに炎が灯されているように見えます。
 なんともう来年の葉が準備されていたのでした。

(濱本)

≪きれいな土壁の巣≫

2010年 7月20日 

 湿度が高く蒸し蒸しした日です。蚊の攻撃がすごすぎます。
 自然ふれあい交流館のテラスにある、コンクリート柱で巣作りをしている昆虫がいます。1cmほどの大きさのドロバチの仲間で、自分で運んだ泥を薄くのばし、筒状の部屋を作っています。部屋が完成したのか、成虫はお尻から入り込み、しばらく出てきません。卵を産んでいるようです。この職人技とも思えるきれいな土壁が印象的です。

(濱本)

≪落ち葉の下からこんにちは≫

2010年 7月17日 

 お昼の気温27度。久しぶりに暑く、太陽の日差しがジリジリする日です。
 森の中で落ち葉の分解の様子や、カタツムリ探しなどをしていた時、落ち葉の下から大きなミミズが!!と思ったら、エゾサンショウウオ(Hynobius retardatus)でした。図鑑などには落ち葉の下で生活と書かれているのですが、実際落ち葉の下で出会ったのは初めてです♪感激しすぎてしまいました。

(濱本)

≪キノコの名前:ムラサキホウキタケ≫

2010年 7月15日 

 今日は心地よい風が吹いていたので、それほど蚊に刺されずに森を歩くことができました。
 足下には多くのキノコが顔を出していて、色々な形や色などを楽しむことができましたよ♪中でも、とても気になるキノコがありました。紫色で珊瑚のような形のキノコ。調べてみるとムラサキホウキタケでした。「名は体を表す」と言いますが、この場合は、「体は名を決める」ですね♪

(濱本)

≪ハネナガキリギリスの幼虫≫

2010年 7月13日 

 昨日の雨で遊歩道に水たまりができています。一部滑るところもあるので気を付けてくださいね。
 草地ではバッタの仲間やキリギリスの仲間に出会えます。まだ成虫になっていない、少し頭でっかちな感じのする幼虫です。写真はハネナガキリギリス(Gampsocleis ussuriensis)の幼虫。遠くから見ると、ちょっと見つけづらいので、よ〜く探してみてくださいね♪

(濱本)

≪イモムシのウンチ♪≫

2010年 7月10日 

 今日は朝から小雨です。森に入ると、蚊が大群でやってきます。長袖長ズボンなので、露出している顔や手が刺されてしまいました。
 フキの葉っぱや土の上に、黒いつぶつぶがたくさん落ちています。トウモロコシのようなつぶつぶに見える、この黒いのはイモムシのウンチです。雨で濡れてツヤツヤしていました。

(濱本)

≪窓からこんにちは。雨宿り中?≫

2010年 7月 8日 

 晴れていたのに10時頃から急にスコールのような雨。雨音で声が届きません。
 雨宿りに来たのか、訪問しに来たのか、ニュウナイスズメ(Passer rutilans)とウグイス(Cettia diphone)の巣立ち雛が、窓から事務室に入ってきました。ニュウナイスズメはすぐに自分で出ていったのですが、ウグイスは雨がやんでいたのに、なかなか飛び立とうとせず、しばらく私たちを観察していました。でもその後、ちゃんと飛び立っていきましたよ。ほっ♪

(濱本)

≪今朝の大沢口≫

2010年 7月 6日 

 久しぶりの過ごしやすい気温です。ちょっと森に入っただけで「カ」にまとわりつかれてしまいますが、夏らしい森になりました。
 今日の大沢口の様子です。公園の入り口なのですが、木々の葉が出そろい、森の中は暗くなりました。でも、木々のおかげで、暑い日でも森の中はひんやり涼しいです♪

(濱本)

≪ピカピカのエゾアオイトトンボ≫

2010年 7月 4日 

 今日は30度まで気温が上がりました。太陽の光がジリジリ届く中、子どもレンジャーとトンボ調査を行いました。
 自然ふれあい交流館周辺では、ヨツボシトンボ(Libellua quadrimaculata asahinai)とエゾアオイトトンボ(Lestes dryas)が見られました。雄と雌の違いや特徴などを観察、記録していきます。メタリックカラーでピカピカしているエゾアオイトトンボは、大きくはないけれど子ども達の目を釘付けにしていました。

(濱本)

≪どこにいるかな?元々いなかった「ツチガエル」≫

2010年 6月29日 

 今日も息苦しい暑さでした。
 森の中の小さくなってきた水たまりをのぞいてみました。エゾアカガエルのオタマジャクシがたくさん泳いでいます。あっ!こんな所にカエルが!(右下) ジッとしているので気がつきませんでした。でも、エゾアカガエルではなくツチガエルです。最近野幌森林公園でも増えてきている元々いなかったカエルです。

(濱本)

≪もりの工作コーナー「ぴろ×2 とり笛 〜水笛をつくろう〜」開催中!≫

2010年 6月27日 

 自然ふれあい交流館では、もりの工作コーナー「ぴろ×2 とり笛 〜水笛をつくろう〜」を開催しています。
 リサイクル容器を使用して、ぴろぴろとかわいい音が鳴る水笛を作ります。難しい作業ではないので、小さなお子さんも楽しめますよ♪もちろん大人の方も大歓迎です!
 音を鳴らすのに少しコツがいりますが、練習すればすぐにとり笛名人です!
 7月19日(月・祝)までの開催です。みなさんのご参加お待ちしております。

(扇谷)

≪花が落ちていて気がついたハクウンボク≫

2010年 6月26日 

 今日は31度と真夏日になりました。暑すぎて息苦しいです。でも、森の中はひんやりしていて、少しは過ごしやすいですよ。
 遊歩道一面に白い大きな花が落ちていて気付くことができました。上を見上げると、ハクウンボク(Styrax obassia)の花が満開になっています。まるでハクウンボクに「咲いているよ♪」と教えられた様な気がしました。

(濱本)

≪今年は豪華に咲いています♪≫

2010年 6月22日 

 今日は28度まで気温が上がりました。暑すぎて素早い動きをすることができません。
 今、森の中でとても目立っている薄緑の花。バイケイソウ(Varatrum album subsp.oxysepalum)があちこちで満開になっています。人の背丈ほどもあるのですが、花が緑色をしていることもあって、例年インパクト薄目なのですが、今年はあちこちでたくさん咲いているので、とても豪華に見えますよ♪

(濱本)

≪季節の移り変わりとエゾハルゼミ≫

2010年 6月20日 

 今日は曇り空で、少しだけひんやりした風が届く日です。これから雨が降る予報が出ているので、そのせいかもしれません。
 5月26日に初鳴きを確認したエゾハルゼミ(Terpnosia nigricosta)の合唱は、今日は聞こえませんでした。毎日のように大合唱が聞こえていたのが、だんだんと聞こえなくなってくると、寂しいのもありますが、季節の移り変わりを体で実感することができますね♪

(濱本)

≪暗くなってきた大沢口の様子≫

2010年 6月19日 

 日中の気温28.5度。風もなく、だまっていても暑さでボーっとしてしまいます。あんなににぎやかだったエゾハルゼミの大合唱は聞こえず、時々1,2匹が鳴くぐらいになりました。
 木々の葉が茂り草丈も高くなっているので、森の中はとても暗く感じます。でも、道沿いには大きな白い花のオオハナウドや緑色のバイケイソウ、黄色いオオダイコンソウなど、色々な色であふれていますよ♪

(濱本)

≪Bigな花 ホオノキ≫

2010年 6月17日 

 久しぶりの雨で、森の中はしっとりと潤っています。
 今、公園内では一番大きな花「ホオノキ(Magnolia obovata)」が咲いています。花の直径が20cmほどありますが、高いところで咲いていることが多いので、なかなか近くで見られません。でも、花びらが落ちているので、ぜひ手にとって大きさや厚み、においなどをお楽しみください♪

(濱本)

≪羽化したての真っ白なエゾアオイトトンボ≫

2010年 6月15日 

 今日も気温は高かったのですが、風があったので森の中でもカやブユに刺されず、心地よく歩くことができました。
 小さな池の周辺では、ヨツボシトンボ(Libellula quadrimaculata asahinai)とエゾアオイトトンボ(Lestes dryas)が、青空の下気持ちよさそうに飛び交っています。草の根下にはたくさんの抜け殻があり、その近くに羽化したばかりのエゾアオイトトンボがいました。全身真っ白です。ピカピカ光る青や緑色になりますよ♪

(濱本)

≪ウサギ?竹とんぼ?オニグルミ雌花です≫

2010年 6月13日 

 今日も夏日でした。エゾハルゼミの大合唱が暑さの演出に大活躍です。
 エゾリスやネズミの仲間が大好きなクルミ。オニグルミ(Juglans mandshurica var.sachalinensis)の花が咲いていました。雄花と雌花があり、写真は雌花です。耳の赤いウサギのように見えたり、少し太い竹とんぼのように見えたり。
 この雌花がだんだんとクルミになっていく様子を観察するのがとても楽しみです♪

(濱本)

≪今日の大沢口の様子≫

2010年 6月10日 

 朝からエゾハルゼミ(Terpnosia nigricosta)が大合唱しています。日中の気温は25.2度になっていました。暑いです。
 公園内では木々の葉も大きくなり、地面にまで届く日の光が少なくってきました。今日の大沢口の様子です。日陰は涼しいのですが、まだまだブユがまとわりついてきますので、散策時には虫対策をお忘れなく♪

(濱本)

≪冬毛から夏毛に衣替え中≫

2010年 6月 9日 

 気温は24度で快晴。半袖でも暑く感じた昨日、開拓の村を散策しました。人々の生活が感じられる歴史ある建造物と自然物との調和がとても好きです。
 一緒に歩いていた職員さんの「あっリス!」の言葉に目を向けると、クルミをくわえているエゾリス(Sciurus vulgaris)がいました。カリカリとクルミをかじる音まで聞こえる距離です。まだ冬毛が背中に少し残っているのが微笑ましく感じました。

(濱本)

≪観察会「森の新緑観察会」≫

2010年 6月 8日 

 6月6日(日)に北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催の観察会「森の新緑観察会」が行われました。
 今回は天候に恵まれたこともあってか、125名と大変多くの方々に参加いただくことができました。
 参加者は、草花や野鳥観察を楽しんだり、新緑の緑に感動したりと、約2時間半の散策を満喫されました。
 次回の北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催の観察会は、8月5日(木)の「夏の森の観察会」です。集合は開拓の村、解散が瑞穂の池になっています。ご注意ください。皆さんのご参加お待ちしております。
 

(扇谷)

≪草の下には・・・エゾハルゼミの抜け殻≫

2010年 6月 6日 

 今日は朝から快晴です。気温も高く、森のどこにいても、エゾハルゼミ(Terpnosia nigricosta)の大合唱が途切れることなく聞こえてきます。子ども達の目線の高さがちょうど良いようで、抜け殻や成虫をあちこちでたくさん見つけていました。
 エゾハルゼミが大合唱している時は、鳥たちの歌声は聞こえなくなりますが、セミが鳴いている時も「旬」です。ぜひ、その日その時その瞬間をお楽しみください♪

(濱本)

≪緑色の花 ルイヨウボタン≫

2010年 6月 4日 

 朝からシトシトと雨が降っています。雨で濡れた森はきれいです。
 膝丈ぐらいのルイヨウボタン(Caulophyllm robustum)は、緑色の花で周りの景色に溶け込んでしまうのですが、今日は雨のおかげで浮き出ているように見えました。

(濱本)

≪ハイイヌガヤの雄花≫

2010年 6月 2日 

 晴れた日が続いていましたが、今日は雨模様。昨日楽しめたエゾハルゼミの合唱は聞こえません。でも、オオジシギの姿や声は楽しめますよ♪
 森の中は葉が開き少しずつ暗くなってきました。少し地味目ですが、ハイイヌガヤ(写真:Cephalotaxus harringtonia var.nana)やイチイの雄花が目に付きます。枝をゆらしても花粉は出てきませんでした。一週間前はたくさん出てきたのに・・・残念。

(濱本)

≪エゾハルゼミ羽化しました♪≫

2010年 5月30日 

 昨日に続き、今日も快晴です。風が強かったので一枚羽織るものが必要なぐらいでした。
 ササの影で透き通るような薄緑色のセミがいました。羽化 したばかりのエゾハルゼミ(Terpnosia nigricosta)です。羽根が乾くまでジーッとしている時間は一時間以上でした。その間に鳥やキツネなどに食べられることもあります。昨日はヒヨドリがエゾハルゼミを食べているところに出会いました。

(濱本)

≪銀色に輝くイヌエンジュの芽吹き≫

2010年 5月28日 

 今日はと〜っても寒い日でした。あんなにいたブユも、寒いせいか一匹も出会わずにすみました。
 緑色が少しずつ濃くなってきている森で、銀色に輝いているイヌエンジュ(Maackia amurensis subsp. buergeri)の芽吹きを見つけました。柔らかそうな毛がびっしりと生え、まだ折り畳まれている状態の葉が銀色に見えます。でも、開ききるとちゃんと緑色の葉になるんですよ♪

(濱本)

≪今日の大沢口の様子≫

2010年 5月26日 

 森を歩くとブユの大群に襲われます。ほんのちょっと立ち止まっただけで顔や手や足などが刺され、黒いところ好きのブユ達は目の周りをウロウロします。
  でも森は、ゆううつな事だけではありませんよ♪パステルカラーの新緑や足下に咲き誇る花たちに心癒されます。気温が高すぎて汗ばむこともなく、すがすがしい森の散策を楽しんでみませんか♪

(濱本)

≪緑色のニリンソウ≫

2010年 5月22日 

 今日の天気は快晴で20度まで気温が上がりました。まだ木々の葉が小さいので、お日様の光を浴びすぎて、顔が日焼けでヒリヒリしています。
 満 開なニリンソウ(Anemone flaccida)の隣りに緑色の花を見つけました。品種のミドリニリンソウと呼ばれているものでした。写真にはニリンソウ2輪とミドリニリンソウ2輪、葉が1枚写っていますので、小さい写真ですが探してみてくださいね♪

(濱本)

≪指差ししているようなハリギリの芽吹き≫

2010年 5月21日 

 朝は風が強く気温も低かったのですが、青空が見えた瞬間から気温が上がり、しぼんでいたセイヨウタンポポが一斉に満開になりました。
 ハリギリ(Kalopanax pictus)も芽吹き始め、森をパステルカラーに染める一員になりました。出始めた葉の形がまるで矢印のようです。それぞれの葉が、あっち→、そっち↑、こっち←と指差ししているようですね♪

(濱本)

≪緑色が増えてきた大沢口の様子≫

2010年 5月19日 

 ここ2,3日暖かい日が続いています。春の寒さなどで、1〜2週間ほど遅れていたお花たちが、一斉に咲き始めました。油断すると季節に置いて行かれそうな感じです。
 今日の大沢口の様子です。木々の芽吹きで、緑色が少しずつ増えてきています。ブユが出始めましたので、散策には虫対策をお忘れなく♪

(濱本)

≪恥ずかしがり屋に見えるヒトリシズカ≫

2010年 5月16日 

 昨日、今日と気温が高かったので、エゾヤマザクラが一斉に咲き始めました。足下で見られる花も元気良く咲いています。
 咲き始めたヒトリシズカ(Chloranthus japonicus)は、花を葉で隠しているように見え、恥ずかしがり屋さん風ですよ♪

(濱本)

≪高さ1cmの芸術品≫

2010年 5月13日 

 しとしとと雨が降っていて、吐く息が白いぐらい気温が低いです。
 水滴がついた芽吹きはじめの植物たちは、とてもみずみずしく見えてきます。
  高さ1cmほどの蘚苔類(せんたいるい)にもたくさんの水滴がついていて、まるで芸術品です。でも、じ〜っと見ていると、なんとなくおいしそうに見えてきました♪

(濱本)

≪観察会「春のありがとう観察会」≫

2010年 5月12日 

 5月9日(日)、北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催の観察会「春のありがとう観察会」が行われました。森への感謝の気持ちを込めてゴミを拾いながらの観察会は今回で23回目となります。できるだけ広い範囲のゴミを回収することを目的に、森林と草原の2コースにわかれ実施しました。
 約6`と少し長めのコースでしたが、ちょうど見頃を迎えていたキタコブシやエゾエンゴサクやエンレイソウそしてニリンソウなど春の花を楽しみながらゴミを拾うことができました。
 今回の観察会で回収したゴミは約2.5sと少なかったですが、この観察会が始まった頃は、持ち帰ることが大変なくらいのゴミが落ちていたとのことです。普段からゴミを拾いながら散策をするなど、利用される方のマナーのおかげできれいな公園に維持できていることに感謝しつつ、今後も今以上に素晴らしい公園にしていけるよう努力していかなければと、あらためて考えさせられた観察会となりました。

(扇谷)

≪赤色:シウリザクラの芽吹き≫

2010年 5月11日 

 冷たい風がぴゅーぴゅー吹いています。木々の葉がほとんど出ていない今の季節、野幌森林公園で目立っているのは、枝先が赤色になっている木で、遠くからでもすぐ見つかります。
 とても目立っているのは、カツラとシウリザクラの芽吹きです。カツラは背が高いのであまり近くで観察できませんが、シウリザクラ(Prunus ssiori)は遊歩道のそばでたくさん見られますよ(写真)。

(濱本)

≪会議中(?)のクサソテツ≫

2010年 5月 8日 

 今日は一日雨でした。芽吹き始めた植物に水玉が乗っていてとてもきれいでした。
 淡い色が増えてきた森で、クサソテツ(Matteuccia struthiopteris)の芽吹きが目に留まりました。なんとなく頭をつきあわせて会議をしているようです。山菜のこごみとして親しまれているクサソテツ。野幌森林公園での採取は禁止ですが、人間に食べられない様に相談中なのかも知れませんね♪

(濱本)

≪朝日を浴びたエゾエンゴサク≫

2010年 5月 5日 

 空色、たんば色、藍色、群青色、瑠璃色、紺青、すみれ色、藤色などなど。日本には色々な呼び方の青色があります。野幌森林公園で見頃を迎えたエゾエンゴサク(Corydalis ambigua)も、様々な青色の花を楽しませてくれます。
 写真は早朝のエゾエンゴサクです。朝日を浴びると、また違った青色になりますね♪

(濱本)

≪天気が悪い日の方が良く出会えるオオジシギ≫

2010年 5月 2日 

 今日はビックリな暖かさです。20.5度まで気温があがりました。
 昨日は雨の森で、にぎやかなカミナリの音に出会いました。オーストラリアから子育てのために飛んできたオオジシギ(Gallinago hardwickii)です。3羽が近距離でズビャークズビャークと言いながら飛び交っています。時々、ザザザザァーとカミナリのようにバリバリと聞こえる音は、オオジシギの尾羽が風を切っている音なんですよ♪

(濱本)

≪エゾアカガエルの卵 「成長中」≫

2010年 4月30日 

 朝から雨が降り続いていますが、気温は高く10.5度あります。
 エゾアカガエルの卵がたくさん見られるところで、またまた水中写真を撮ってみました。数枚中、たった一枚きれいに写っているものがありました。よく見ると卵の表面がくびれていて、卵割しているのがわかります。水の中で少しずつ成長しているのですね♪

(濱本)

≪もりの工作コーナー「おえかきコースター」開催中!≫

2010年 4月29日 

 現在館内特設会場にて、もりの工作コーナー「おえかきコースター」を開催しています。
 輪切りにしてあるシラカンバ、ヤチダモ、サクラなどの木の板に自由に絵を描けば、オリジナルのコースターの出来上がりです。難しい作業はありませんので小さなお子様にもオススメですよ。もちろん大人の方の参加も大歓迎です!
 5月5日(水・祝)まで毎日開催しています。皆さんのご参加お待ちしております。

(扇谷)

≪フクジュソウにハナアブの仲間たくさん≫

2010年 4月25日 

 今日は朝から快晴でしたが、帽子が飛ばされそうなほどの風の強さで、手袋と上着が手放せませんでした。
 遊歩道の雪がようやく融け、フクジュソウ(Adonis ramosa)が満開になりました。パラボラアンテナ形をしているので、中心部に光が集まり、その暖かさを求めてハナアブの仲間がたくさんやってきていました。

(濱本)

≪赤っぽいエゾアカガエル≫

2010年 4月25日 

 久しぶりの青空。森の中にはエゾアカガエル(Rana pirica)の鳴き声が響いています。今、水辺では産卵の真っ最中です。
 水辺から結構遠く離れた場所でエゾアカガエルに会いました。その名の通り、かなり赤っぽい色のカエルです。茶色の落ち葉の上にいたので、結構目立っていました♪

(濱本)

≪観察会「春の花を見つけよう」≫

2010年 4月23日 

  4月22日(木)に、北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催の観察会「春の花を見つけよう」が行われました。曇り空で、すっきりしないお天気ではありましが、79名と大変多くの方々に参加していただくことができました。
 気温も低く、雪が残る野幌森林公園ではありましたが、フクジュソウ、ザゼンソウやミズバショウ、エゾエンゴサクなどの花々が出迎えてくれました。また、エゾアカガエルやエゾサンショウウオの卵、夏鳥の姿や声も確認することができました。寒い毎日が続き、まだまだ春は遠いのでは?と思っていましたが、確実に春はやってきていました。参加された方々も思い思いの春を発見することができたようで、野幌の春を満喫していました。
 みなさんも、春を探しに出かけてみませんか。

(扇谷)

≪森の色も少しずつ増えてきました♪≫

2010年 4月22日 

  今まで雪の重みでねていたクマイザサが起きあがってきたのを見ると春を感じます。今日は久しぶりに気温が9度まであがり、歩くのにちょうど良い日でし た。
 遊歩道にはまだ雪が残っているところもありますが、春の花が少しずつ咲いてきましたよ♪フクジュソウとザゼンソウが並んでいました。森の色も少しずつ増えてきています。

(濱本)

≪見返り坂の様子 長靴がおすすめです≫

2010年 4月20日 

 今日は朝から雨が降っていて、とても寒いです。森の中の雪もかなり融けましたが、遊歩道にはまだ雪が残っているので、長靴がおすすめです。
 ウ グイス、ヤブサメ、カワラヒワ、キジバト、モズなどの鳥たちも、さえずりや姿を見られるようになりましたよ♪

(濱本)

≪夜のエゾサンショウウオ≫

2010年 4月17日 

 エゾサンショウウオ(Hynobius retardatus)の産卵を観察するため、夜の森に出かけました。気温0度。風はありませんでしたが、じっと観察していると、ダウンでも芯から冷えてきます。雪が残る水の中で、エゾサンショウウオの姿と卵を見つけることができました。雄が数匹ずつ集まっています。雌が来るのを待っているようです。昨日産卵したと思われる卵を水中からパチリ。指がちぎれそうなぐらい冷たい水でした。

(濱本)

≪口にいっぱい巣材集め≫

2010年 4月15日 

 曇のち雪のち晴。気温が低いため、池に氷が張っていました。
 子育ての準備をしているハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)に会うことができました。巣材に使う枯れ草を口にいっぱいくわえています。巣を下から見ると粗雑に見えますが、雛が育つ場所には、ちゃんと柔らかい素材などでふかふかにしているんですね♪

(濱本)

≪胸を張って主張中≫

2010年 4月13日 

 昨日の天気とはうってかわって、今日は雨が強風で飛ばされ、痛いほどの天気です。
 さわやかな天気のなか、昨日出会ったバトル。アカゲラ(Dendrocopos major)の雄同士がなわばり争いなのでしょうか。大きな声で叫びながら、胸を見せ合っています。追いかけたり、追いかけられたりを20分ぐらいずっと続けていました。

(濱本)

≪雪と雪解け水の間で咲き始めました♪≫

2010年 4月11日 

 今日も風が強く気温は8.5度なのに、とても寒いです。
 日当たりの良い遊歩道脇には、フクジュソウが開花し、ミズバショウやバイケイソウが芽 吹いているのが見られます。雪解けを待ちわびていたかのように、アキタブキ(ふきのとう)が咲き始めました。小さな花が集まっているので、見つけたらのぞいてみてくださいね♪

(濱本)

≪今日の大沢口≫

2010年 4月 8日 

 朝は2.3度でしたが、日中は7.1度まであがりました。
 野幌森林公園内も雪解けが少しずつすすみ、遊歩道脇には土の色が見えてきました。近 くの小さな沢で4月2日には1本しか咲いていなかったフクジュソウ(Adonis ramosa)も、雪が融けて今日は8本咲いていました。春は駆け足でやってきています。

(濱本)

≪トンネル?迷路?エゾヤチネズミの跡≫

2010年 4月 6日 

 午後から強めの雨が降ってきました。雪解けが一気に進みそうです。
 自然ふれあい交流館の周りでは、エゾヤチネズミ(Clethrionomys rufocanus)が生活していた跡がたくさん見られます。積雪時には捕食者から見つからないように、主に雪の下を移動しています。雪が融けた場所からは、雪にトンネルのように穴が空いているところと、そこから細かくちぎられた草が道のように続いているのが見られ、まるで迷路のようです。

(濱本)

≪満開なハンノキ≫

2010年 4月 4日 

 今日の積雪深は47cmです。まだ一面白い世界ですが、人知れず満開になっている木が楽しめますよ♪
 満開になっているのは、ハンノキ(Alnus japonica)とケヤマハンノキ(Alnus hirsuta)で、枝先にぶら下がっていて毛虫のように見えるのが雄花です。この雄花からはたくさんの花粉が飛んでいて、私の鼻は敏感に反応しています。

(濱本)

≪鳥も虫も恋の季節です♪≫

2010年 4月 1日 

 今日は昼前ぐらいから雨が降り続いています。日が長くなったのに、館内は薄暗く、まるで冬のようです。
 今朝、家の前でヒバリ(Alauda arvensis)のさえずりを初確認しました。もう夏鳥が来たんだなぁと実感し、季節の移り変わりの早さに、何となく焦ってしまいます。
 昆虫の中には、冬期に繁殖するのがいて、クロカワゲラの仲間(写真)も相手と巡り会うため、雪上を急いで歩いていました。

(濱本)


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