≪さえずり初確認日≫

2008年 3月28日 

 今日の積雪深は、草地:21cm、広葉樹植林地:34cm、針葉樹植林地:20cm、天然林:25cmです。
 遊歩道脇は土が見え始め、南向きの斜面ではフクジュソウが咲き始めました。写真は大沢口のようすです。
 今日、夏鳥のキジバト(Streptopelia orientalis)の初さえずりを確認し、耳から春を感じることができました。過去の初確認日は、2004年3月1日、2005年4月14日、2006年3月23日、2007年3月28日でした。(濱本)

 ≪満開≫

2008年 3月23日 

 今日の積雪深は、草地:43cm、広葉樹植林地:49cm、針葉樹植林地:33cm、天然林:44cmです。
 今年初めてこの花粉に私の鼻が反応しました。ハンノキ(Alnus japonica Steud.)です。黄土色で紐のようにぶら下がっているのが雄花で、花粉を飛ばしているところです。今年はケヤマハンノキ(Alinus hirsuta Turcz.)やシラカンバ(Betula platyphylla var.japonica Hara)も雄花の数がとても多いですよ。花粉は風に運ばれるので、桜のような花びらはなく、とても地味に見えます。茶色いぼんぼりの様に見えるのが昨年の果実です。(濱本)

 ≪芽吹き≫

2008年 3月13日 

 今日の積雪深は、草地:80cm、広葉樹植林地:84cm、針葉樹植林地:57cm、天然林:72cmです。毎日2〜6cmずつ減ってきています。
 青空の中、雪のように光って見えたのはエゾノバッコヤナギ(Salix hultenii var.angustifolia Kimura)の芽吹きです。真っ青な空をバックにとても目立っていました。(濱本)

≪ふれあいギャラリー展〜森林公園たんてい団「もりたん」活動紹介展〜≫

2008年 3月4日 

 交流館内のふれあいギャラリー「もりたん活動紹介展」が3月1日(土)から始まりました。
「もりたん」とは小学生対象の事業で、この森林公園をフィールドに1年を通し、観察会や工作体験によって身近な自然を楽しみながら理解してもらい、生態系や環境保全に対する意識を高める事などを目的としたこどもレンジャー育成プログラムです。
 子供たちの活動の様子を写真やイラストで振り返ります。3月16日(日)まで開催中ですので、ぜひご覧ください! (扇谷)

 ≪ドライフラワー≫

2008年 2月26日 

 森の中でよく見かけるドライフラワーのひとつ、ノリウツギ(Hydrangea paniculata Sieb.)。花びらのように見えるのは装飾花です。柔らかな春の日差しに照らし出されて輝いていました。
 夏に役目を終えた装飾花が、春の太陽に照らし出されて2度目の輝きを放つ。森の季節は、少しずつ確実に移っていることを実感しました。(濱本)

 ≪工作コーナー開催中です≫

2008年 2月21日 

 2月16日(土)から「もりの工作コーナー 『コースターとカードホルダーづくり』」が自然ふれあい交流館内の特設コーナにて始まりました。
 コースターは輪切りになった木に絵を描けば完成です。カードホルダーは針金を曲げて作ります。針金を曲げる工程はちょっとだけ大変ですが、完成した作品はなかなかのものですよ!
 3月2日(日)まで開館中毎日開催しています。皆様のご参加をお待ちしております。 (扇谷)

 ≪探してみよう≫

2008年 2月13日 

 久しぶりの猛吹雪です。雪の向こうになにやら鳥の姿が。目を凝らしてよ〜く見てみると、シメ(Coccothraustes coccothraustes)がいました。そのそばにはベニバラウソ(Pyrrhula pyrrhula cassinii)も。まるで宝探しをしている気分になりました。 (濱本)

 ≪ふれあいギャラリー〜「野鳥イラスト展」≫

2008年 2月 2日 

 2月1日から館内のふれあいギャラリーにて「野鳥イラスト展」が始まりました!愛らしい表情をとらえたイラストからは作者の野鳥への深い愛情が伝わってきます…。

「野鳥イラスト展」は今月末の2月29日までとなっていますので、お見逃し無く!!! (扇谷)

 ≪食事跡発見≫

2008年 1月 5日 

 木くずがいっぱい散らかっているときは、近くにつつかれた木がないか周りを探してみましょう。キツツキの仲間が食事をした跡が見つかります。
 こんな痕跡が雪の上に見つかるので(?)、昔の私は止まっている車にぶつかるほど下を向いて歩いていました。 (濱本)

 ≪足跡発見≫

2007年 12月22日 

 雪の上に遊歩道を横断しているアライグマの足跡を見つけました。キタキツネやユキウサギなどと違い、細長い指がはっきりと確認できます。いかにも器用そうな指です。
 この森にもともといなかったアライグマ。でも連れてきたのは人間です。 (濱本)

 ≪夏と冬のコラボレーション≫

2007年 11月28日 

 風が強く吹いた翌朝、森を歩くと多くのものが遊歩道に散らばっています。通り過ぎてから思わず振り返ってしまったものが落ちていました。エゾハルゼミ(Terpnosia nigricosta)の死骸二つ。きっと昨日まで木についたままになっていたのが風で落ちたのでしょうね。雪の上に落ちていたエゾハルゼミの胴体には食べられたような痕があり、霜も降りていました。 (濱本)

 ≪勘違い?≫

2007年 11月16日 

 すっかり木々の葉が落ちた森の中で足もとにお花を発見!ミヤマスミレ(Viola selkirkii.)でした。春に咲く花なのに秋に暖かい日が多かったせいか、こんな季節に咲いてしまっています。虫に花粉を運んでもらえるでしょうか。心配です。
 昨日降った雪は、草地で5cm、林内で2〜3cmになっていました。 (濱本)

 ≪ぶ〜らぶ〜ら≫

2007年 10月 8日 

 森の中でとても目立っているツリバナ(Euonymus oxyphyllus Miq.)の実です。漢字で書くと「吊花」。
 名前のとおり花も実もぶら下がっています。はじめは丸かった実も、今では五つに裂け、種子が見えています。よく見ると種子もぶら下がっていますよ。徹底したぶらさがりようですね。(濱本)

 ≪赤い実たくさん≫

2007年 8月 4日 

 緑の森の中で、赤い実がとても目立っています。エゾニワトコ(Sambucus racemosa ssp.kamtschatica)の実です。今年は実なりがよく、しなるほどたわわについています。
 この実はヒヨドリも好きなので、そ〜っと観察をすると、食べに来ているところを見られるかも知れませんよ♪(濱本)

 ≪大合唱のエゾハルゼミ♪≫

2007年 6月 8日 

 エゾハルゼミ(Terpnosia nigricosta)の大合唱で、気温の上昇を
耳からも感じることができます。
 音が聞こえてくる方角を、よ〜く目を凝らして見ると、
木の葉や枝などにいる雄ゼミを見つけることができます。
 雌ゼミは鳴かないので見つけるのがとても難しいです。

 葉っぱの裏に、脱け殻発見♪(濱本)

 ≪エゾハルゼミの初鳴き♪≫

2007年 5月 31日 

 いつ鳴くかと毎日気にしていたエゾハルゼミ(Terpnosia nigricosta)。
今年は5月22日に初鳴きを確認しました。
 気温が上がると一斉に鳴き出し、鳥のさえずりが聞こえなくなるほどです。
 (交接写真は2005年)(濱本)

 ≪エゾハルゼミ初鳴きクイズ♪ ≫

2007年 5月 22日 

 過去6年間の記録を見ると・・・
  ・2001年5月25日
  ・2002年5月26日
  ・2003年5月28日
  ・2004年5月26日
  ・2005年6月1日
  ・2006年5月27日
  でした。
今年はいつになるでしょうね。楽しみです。(濱本)

 ≪ ただ今満開です♪ ≫
2007年 5月 16日 

野幌森林公園内で満開を迎えているオオバナノエンレイソウ(大花延鈴草、Trillium
camschatcense)です。
まとまって咲いていますので、とても豪華に見えます。
なんと!花が咲くまで10年ぐらいもかかるそうですよ。(濱本)

 ≪ 森の色 ≫
2007年 5月 11日 

周りを見渡すと木々の様々な色が目に飛び込んできます。
緑色は・・・ナナカマド、シラカンバ、エゾニワトコ、ツルアジサイなど
赤色は・・・シウリザクラ、カツラ、エゾヤマザクラなどなど
黄色は・・・イタヤカエデ、アカイタヤなど
白色は・・・キタコブシ
この季節ならではの色を満喫してみませんか。(濱本)

 ≪ 交流館日記 no.2≫
2007年 5月 6日 

森の中は様々な色であふれています。
木々の芽吹きの緑色や赤色、足下にはエゾエンゴサクの青色やエンレイソウの小豆色なども楽しめます。
今、一番目立つ色はキタコブシの花の色です。
まるで真っ白い雪のように見えます。(濱本)

 ≪ 交流館日記スタート ≫
2007年 5月 1日 

遊歩道の雪も解け、短い靴でも歩けるようになりました。
森の中は少しずつ春の色が増えてきています。
足下にはミズバショウやザゼンソウも見られます。
今日の一品はミヤマエンレイソウです。
うつむきかげんで咲いていて、何となくお上品に見えます。
恥ずかしいので下からジロジロ覗かないでくださいね♪(濱本)


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